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中国:北京故宮で「客引き」横行、外国人単身旅行者が標的に

2014年4月3日(木) 13時16分(タイ時間)
【中国】北京市警察は3月30日、外国人単身旅行者を狙った無料ガイドを騙る「客引き」とその一味を詐欺容疑で逮捕したと発表した。

 外国人女性旅行者の通報によって事件が発覚。「客引き」は、北京故宮博物院の周辺でガイドを口実に旅行者へ近づき、バーや茶館へ連れ込んでは不当な高額料金を請求していた。新華網が31日付で伝えた。

 事件発覚のきっかけとなった外国人女性旅行者は17日、単身で北京故宮博物院を訪れた際、20代の中国人女性から声をかけられた。流暢な英語で「私も独りで北京を旅行している。一緒に観光したい。ついでに無料でこの辺を案内してあげる」と告げられ、喜んで承諾した。故宮の外堀「筒子河」を散策するあいだ、この偽ガイドは盛んに中国の茶文化について解説し、ぜひ茶を味わってみるべきだと誘った。誘われるまま南池子大街に面した一軒のバーへ入った旅行者は、勧めに応じて1袋1680人民元(約2万8000円)の高級茶葉を購入した。次に連れて行かれた茶館では、各種の茶や赤ワインを味わった。しかしこのとき、旅行者は金額を確認しないままクレジットカードを店員に渡し、精算を済ませてしまった。ホテルへ戻って「何かおかしい」と気付き、カード会社へ問い合わせて始めて、茶館の請求が4800人民元(約8万円)の高額だったことを知った。本国で記者を務める女性旅行者は、すぐさまこの事態を北京市警察へ通報。警察が容疑者の身柄を拘束し、事件が明るみに出た。

 供述により、一味は主に故宮や天安門広場付近でターゲットを待ち受け、狙いは外国人単身旅行者に絞っていたことが明らかになった。「無料でガイドする」、「中国文化を紹介したい」と申し出ては、被害者を仲間の店へ連れ込み、違法高額請求を繰り返していた。被害者から引き出した金額に応じて、「客引き」へ報酬が支払われたという。一味は、「同様の手口で多くの外国人旅行者を騙した」と供述している。被害者の全体像などについて、現在捜査が進められている。
《亜州IR株式会社》


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