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中国:碧桂園の悪質販売法に非難、「詐欺」訴え購入者デモ

2014年4月6日(日) 18時04分(タイ時間)
【中国】広東省を拠点とする民間不動産デベロッパー、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)を巡って、悪質な販売方法を非難する声が消費者の間で挙がった。

 会社側に一方的な有利な契約内容を説明せずに、消費者を焦らせて予約購入を即決させるよう誘導した行為を問題視。「詐欺行為」にあたると主張して、消費者が市政府に訴える事態に発展している。中国経済網が4日付で伝えた。

 問題となったのは、碧桂園が福建省三明市で建設中の30階建て高層マンション。「虚偽・誇大な宣伝文句に騙された」として100人を超える予約購入者がこのほど、市政府庁舎前に集結して碧桂園HDの詐欺行為を訴えるデモを展開した。「碧桂園は血と汗で稼いだ我々の金を詐取した」と記した横断幕を掲揚。予約金全額の返還を指示するよう市政府に要求した。これまで消費者の要求に応じていなかった碧桂園は、こうした事態に発展した状況を不利と判断。予約金の返還を約束し、事態はようやく収束に向かった。

 この高層マンションについて碧桂園は今年3月1日、三明市内で予約販売会を実施。わずか2時間で合計22億6000万人民元(約377億7000万円)分の契約を獲得し、福建省の単日物件販売記録を更新した。しかし、その販売手口に問題があったとされる。その日に予約購入契約を結び、手付金を1万人民元納めれば、2万人民元を割り引くという優待を大々的に宣伝。1平米当たりの価格も割り引いて宣伝していた。そして販売員が「この機会に契約しないとロケーションの良い部屋はすぐに埋まってしまう」などと消費者を焦らせて契約を迫る。署名場所に客を連れてきてからサインをさせるまでに要した時間はわずか2分。契約書の中身に関する説明は一切なかったという。

 消費者らは後日契約書を確認して驚く。契約書に示された価格が、販売会当日に高々と宣伝されていた「1平米当たり8058人民元」を大きく上回っていたためだ。これについて碧桂園側は、契約書では値引前価格を提示していたが、販売会当日に契約を結び、さらに期日までに1回目の支払いを済ませば、合計で12%を割り引く――と説明していた。しかし、ある消費者は第1回期日の4月1日に碧桂園の事務所に電話したが、「取り込んでいる」との理由で電話を切られ、その日に1回目の支払いができなかった。翌日に再び電話すると、期日までに支払いができなかったのは自己責任だとして、「契約書の内容(契約書に書かれた価格)を履行するしかない」と脅されたという。

 このほか、◆販売員が消費者にアピールした「グレードの高い内装」が、契約書では極標準的な内装内容だった、◆共有スペースが一般マンションより広く設計され、実際のプライベートスペースが契約面積の4分の3にとどまる――などといった問題点が指摘された。
《亜州IR株式会社》


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