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中国:新築住宅在庫が膨らむ、主要20都市の消化期間は11.9カ月

2014年4月6日(日) 18時04分(タイ時間)
【中国】北京や深センをはじめとする中国大都市圏を中心に、売れ残りの住宅物件が積み上がっている実態が明らかになった。

 上海易居房地産研究院のリポートによると、監視対象とする主要20都市の新築商品住宅(外販用住宅物件)の住宅在庫面積は今年3月末時点で8401万平米。前月比で2.0%、前年同期比で16.3%ずつ増大し、過去5年来で最高のレベルに達した。

 各不動産デベロッパーによる3月の物件売り出しは合計769万平米。前月比で112.7%の増加幅を記録した(前年同期比では23.6%減)。一方で取引面積は低迷し、592万平米にとどまっている(前月比で42.9%増、前年同期比で47.2%減)。

 これら20都市の新築商品住宅の在庫指数は11.9(在庫消化期間)。これは、3月の取引状況からみて、不動産在庫を消化するのに11.9カ月要することを意味する。この指数は2013年4月以降、上昇トレンドが持続している。都市規模別の在庫消化期間は、1線都市が10.5カ月、2線都市が11.0カ月、3線都市が16.1カ月。2月との比較で、それぞれ1.2カ月、0.7カ月、0.6カ月ずつ長期化した。

 在庫の増加は、住宅供給の拡大などによるもの。加えて、先安観が広がるなか、消費者の間で「買い控え」の動きが出てきたことも理由の一つ。不動産デベロッパーの各社にとって、今年第1四半期は在庫消化を優先する期間となりそうだ。
《亜州IR株式会社》


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