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中国:長江第二大橋で身投げの女性救出、警察「強運だった」

2014年4月9日(水) 13時25分(タイ時間)
【中国】湖北省武漢市に架かる全長約21キロメートルの長江第二大橋で5日、飛び降り自殺騒ぎが起きた。

 欄干を乗り越え、補修用の足場に座りこんだ自殺志願の30代女性が、警察と消防の3時間に及ぶ説得にも耳を貸さず、広大な長江へ飛び込んだ。幸いにも6分後、女性は待機していた水上警察の巡視艇に救出され、命に別状はなかった。警察は「この橋から飛び降りて無事救出できる確率は6%ほど。彼女は非常に強運だった」とコメントしている。博訊新聞網が6日付で伝えた。

 女性は1人娘を持つ母親。雲南省の出身で、武漢市で出稼ぎをしていた。4日夜、広東省東莞市に離れて暮らす夫と電話口で喧嘩したことが今回の騒ぎのきっかけ。ひどく傷ついた女性は自殺を思い立ち、5日正午に長江第二大橋へ1人でやって来た。12時50分ころ、橋の補修員が、欄干外の補修用足場に座りこみ、空中へ足を投げ出して、下を見て涙を拭っている女性を発見する。数分後、通報を受けて到着した警察と消防が、橋の上に残されていた女性の携帯電話とバックを発見した。警察は、女性の家族への連絡を試みながら、翻意を促す説得を開始した。しかし、女性は彼らの言葉に耳を貸すことなく、涙を拭うばかりだった。また、気温上昇からくる体力の消耗を心配した消防員が、ロープに結びつけて女性の手元へ差し出したペットボトル入りのミネラルウォーターにも、一切関心を払うことはなかった。14時30分、ようやく連絡のついた女性の夫が、高速列車で現場へ向かった。しかし15時40分、女性は夫の到着を待つことなく、長江へと飛び降りた。水流にのまれ、女性の影は一瞬で見えなくなる。巡視艇を待機させていた水上警察が、すぐさま落水した橋脚付近の捜索を開始し、6分後、浮き上がってきた女性の身体が引き上げられた。

 女性は顔面が腫れ上がり重症を負ったが、命に別状はなく、意識もはっきりしているという。水上警察は、飛び降り救出率が6%と低いなかで女性が助かった要因として、◆天気が良く、捜索中の視界が良好だったこと、◆風浪が低く、水流が穏やかだったこと、◆女性が無理のない体勢で飛び降りたため、怪我の程度が最小限で済んだこと――を挙げ、好条件が重なった結果だと強調した。
《亜州IR株式会社》


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