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中国:豚肉卸価格が15年ぶり安値記録、養豚業者の赤字深刻

2014年4月9日(水) 13時25分(タイ時間)
【中国】中国の食卓の主役である豚肉の卸売価格が15年ぶりの安値に落ち込んだ。生産者(養豚業者)の経営は一段と厳しい状況。豚1頭を育てるごとに300人民元(約5000円)の赤字が出ているという。人民日報が7日付で伝えた。

 「いまや生姜の方が豚肉より高い」という言葉を最近よく聞く。生姜の異常な値上がりは別にしても、豚肉の卸売価格はこの2年間値下がりする一方。足元の卸売価格は、北京で1斤(500グラム)当たり6~7人民元(約100~116円)と4年ぶりの安値、山東省では6人民元に届かず、黒龍江省に至っては前年比で15.5%下落して5.3人民元まで落ち込んだ。6.3人民元が採算ラインといわれる養豚業は、業者のほとんどが赤字を余儀なくされているとみられる。

 豚肉の卸売価格は、需給関係によって上下するのが従来のパターンだが、最近はそのサイクルが、今までの3~4年から1年に短縮化した。理由としては、生産業者の主体が全国で約6000万戸を数える個人事業主にあることが挙げられる。個人事業主は、(1)価格決定権がなく、(2)生産コストが割高で、(3)正確な市場情報が得られない――といった弱みをもつからだ。

 豚肉価格の下落に政府も対応。冷凍肉の買い上げなどを実施している。しかし長期的な安定のためには、製販システムの一本化や、大規模経営化などを進めるべき――との指摘の声も挙がっている。
《亜州IR株式会社》


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