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中国の韓国系工場でスト頻発、山東省威海でも千人が賃上げ要求

2014年4月10日(木) 14時13分(タイ時間)
【中国】山東省東部の威海市で7日から8日にかけて、韓国系エレクトロニクス工場の労働者によるストライキが発生した。

 現場は錦州路1号の泰元電子公司の現地工場。韓国サムスン電子(005930/KS)に電子部品を納めている。工場棟2~3階から職場放棄が始まって、その動きは夜間に入って4階にも拡大した。参加者は約1000人とされる。

 従業員によると、基本給が月額1400人民元と低く、満足に生活できない。勤務3カ月後から奨励金が加算されるものの、その額はわずか50人民元にとどまる。そのうえ、福利厚生の制度がまったくない点に抗議しているという。

 2010年7月に設立された威海泰元電子は、従業員数が1200人を超える。工場の面積は約1万平米。テレビ向けのスピーカーを主に生産している。

 中国の韓国系工場では、勤労者による大規模スト、デモが相次いでいる。今月1日には、徳州市の徳州富電電子公司工場の従業員が職場を放棄した。ストに参加した従業員側は、ライン長以上の社員はリストラに絡んだ補償が受け取れるものの、一般従業員にはこれがまったく支給されないと指摘。外資企業が中国で違法行為を続けることを許せないと反発している。従業員総数が6000人を超える徳州富電電子は、韓国・富電電子(Bujeon Electronics)の子会社工場として2006年に設立された。スピーカー、インダクタンス、音発生器、変圧器、受話器、マイクなどを生産。これら電子デバイスをサムスン電子、LG、エリクソンなどに納めている。
 このほか広東省中部の東莞市でも2日に、サムスン電子向けに電子部品を供給する極盛電子公司の工場労働者が集団ストを起こした。未払い賃金の支払いを求めて職場を放棄。工場敷地を出た約100人が周辺道路を封鎖し、給与を速やかに支払うよう訴えた。駆け付けた警察隊と対峙し、数人が身柄拘束されている。極盛電子は韓国資本の100%出資で、寮歩鎮寮石歩村の東莞華南工業区に現地工場を置く。この工場では、従業員の給与支払いを2カ月滞らせていた。前日の1日に韓国籍の経営陣が集団で行方をくらませていたという。極盛電子は2001年3月に設立。従業員の総数は足元で1500人を超える。

 同じく東莞市では、サムスン電子向け電子部品サプライヤーで韓国資本の善募康科技公司でも、3月27日にストライキが発生。工場の従業員約1000人が賃上げなどを要求した。現場は東莞謝崗鎮銀湖工業区銀泰3路にある善募康科技有限公司の工場。サムスン電子に部品を供給する韓国SAMKWANGの100%出資で2009年3月19日に設立された。従業員の総数は1000人を超える。職場を放棄した従業員は、給与水準の引き上げ、社会保障費の徴収減額を要求。経営層と対峙する姿勢を明確化した。
《亜州IR株式会社》

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【中国】広東省中部の東莞市で2日、韓国資本系エレクトロニクス工場の従業員が集団ストライキを起こした。

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【中国】広東省深セン市で3日午後、企業再編に絡んだ工場売却に抗議し、米国資本エレクトロニクス工場の労働者約1000人がストライキを起こした。



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