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中国:銀行不良債権が急増、2カ月だけで焦げ付き9900億円

2014年4月11日(金) 14時53分(タイ時間)
【中国】中国の銀行業界で不良債権が急ピッチに積み上がりつつあるようだ。

 新たに増えた不良債権は、今年1~2月の2カ月だけで合計600億人民元(約9900億円)を超えた。2013年全体の増加分である約1000億人民元の6割相当に膨らんだという。広州日報が10日付で伝えた。

 広東省省都の広州でも、不良債権の増大が目立つ。広州市の銀行業監督管理局が各市内銀行に聞き取り調査したところ、中国工商銀行(1398/HK)、中国建設銀行(939/HK)、招商銀行(3968/HK)、中信銀行(998/HK)をはじめとする各行で融資債権の質が劣化。鉄鋼、貿易(主に鉄鋼貿易)、アルミニウム形材など金属関連の業種で不良債権が急増していた事実が分かった。なかでも民間企業向けの融資の不良化が顕著。ある銀行の市内支店では、融資全体に占める不良債権の比率が50%に達していたことが判明したという。

 融資の焦げ付きを懸念して、大手行の一角は与信を厳格化。不動産担保ローンの場合、融資の限度枠をこれまでの70%から65%に引き下げた。

 ただ、銀行全体の不良債権比率はそれほど上昇しない見通しという。不良化した債権を受け皿子会社に譲渡し、バランスシートから外す動きもあるため。不良債権の比率は当面、上昇ピッチが抑制される見込みだ。
《亜州IR株式会社》

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