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中国:急成長期迎える産業用ロボット業界、20年規模は1.6兆円へ

2014年4月13日(日) 16時11分(タイ時間)
【中国】国の政策的支援を受けながら、中国の産業用ロボット市場が急ピッチな成長期に入っている。

 市場は年間平均20~30%のハイペースで拡大し続け、2020年には1000億人民元(約1兆6331億円)を超える規模に達する見通し(生産設備に産業用ロボットを組み入れるシステムインテグレーション市場を含む)。もっとも、中国の同市場は足元で、外資勢がほぼ席巻している状況。中核部品を始めとする基幹技術を含む自主開発力の増強が、中国のロボットメーカーに求められる課題となっている。中国証券報が10日付で伝えた。

 国際ロボット連盟(IFR)の統計によると、中国の2012年産業用ロボット生産量は、前年比19.5%増の約2万7000台に伸び、世界シェア14.8%を確保して日本に次ぐ世界2位の規模だった。およそ3年で倍増を超える規模に成長した計算となる。09年以前は年産台数が1万台に満たない水準に低迷していた。ただ国内市場は外資メーカーが90%近いシェアを独占。うちファナック(本社:山梨県忍野村、6954/東証)、安川電機(本社:福岡県北九州市八幡西区、6506/東証)、スイスABB、ドイツKUKAの産業ロボット世界4強で65%のシェアを握っているのが現状だ。

 この状況は、かつての中国重機業と類似する。業界発展の当初は、キャタピラー、小松製作所(本社:東京都港区、6301/東証)などの海外勢が市場を席巻していた。その後06年ごろから、三一重工(600031/SH)、中聯重科(1157/HK)などの国内勢が徐々に台頭し、国産品の輸入品との代替を実現した。産業用ロボットも、急成長期に入るにつれて国内メーカーが躍進すると想定される。ただ、制御システムや駆動システムなどの重要部品を自主開発・生産する国内メーカーは足元で数社に過ぎない。これらを輸入に頼っている現状を打破することが、中国メーカーの前に立ちはだかるハードルとなっているようだ。
《亜州IR株式会社》


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