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中国:地方政府の債務償還、土地財政への依存度トップは浙江省

2014年4月16日(水) 09時41分(タイ時間)
【中国】地方政府の債務償還における土地財政への依存度が最も高いのは浙江省――。最新の統計で明らかになった内容だ。依存度は66.27%の高水準。

 2位の天津(64.56%)とともに、市が償還義務を持つ債務のうち、約3分の2を土地(使用権)譲渡収入に頼っている実態が判明した。新疆ウイグル、チベット、香港・マカオ・台湾を除く全国29の省・自治区・直轄市の審計庁(局)がそれぞれ発表した地方政府債務の審査結果に基づいたもの。中国経済週間が中国経済研究院と共同でランキング付けした。

 各地の審計庁が地方債の状況を集中的に公表するのは初めて。そのうち、債務償還における土地財政への依存度(2012年末時点)が具体的に示された23省がランキングの対象となっている。

 依存度トップの浙江省は、省・市・県政府が償還義務を持つ債務の12年末残高が総額4133億9100万人民元(約6兆7653億5000万円)。うち66.27%に当たる2733億4400万人民元を土地譲渡収入によって償還する予算を組んでいた。以下、天津、福建、海南、重慶、北京(推計)、江西、上海、湖北の順に依存度が高い。

 一方、債務償還に充てる土地譲渡収入の総額でみると、総額3601億2700万人民元(約5兆8936億6000万円)の北京市が23省・自治区・直轄市のトップ。以下10位まで浙江、上海、四川、遼寧、湖北、広東、重慶、山東、天津と続く。

 地方債務の問題をめぐっては、土地財政への過度な依存が不動産引き締め策の効果に影響を与え、最終的に中国経済の発展を制約している――などと指摘されている。すでに各界で論争を呼んでいたが、これを裏付けるような信頼できる量的指標がこれまでなかった。
《亜州IR株式会社》


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