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中国:殺人罪容疑者、10年間の潜伏期間に数千万元の財築く

2014年4月16日(水) 09時41分(タイ時間)
【中国】湖南省岳陽市で10年前に殺人を犯し逃亡・潜伏を続けていた男性容疑者が10日夜、広東省深セン市で逮捕された。

 容疑者は深セン市で投資会社を経営し、マンション2部屋とBMWを所有、資産総額は数千万人民元(1000万人民元=約1億6372万円)に上っていた。しかし岳陽警察の発表によると、成功者の一面とは裏腹に、「プレッシャーに押しつぶされ、精神崩壊寸前だった」と供述しているという。博訊新聞網が14日付で伝えた。

 事件は、岳陽市のレストランで2004年6月19日起こった口論に端を発する。客として訪れた当時31歳の容疑者は、被害者の1人となる若い男性と口論になり、「とっとと失せろ」と罵られる。その翌日、今度は容疑者の仲間2人が、被害者男性グループに襲われ殴打された。容疑者は23日仲間を召集し、報復のため被害者グループの所在を探し始める。そして26日夜、市内雲渓娯楽城のカラオケボックスで、酒を飲み歌い騒いでいた被害者グループ約10人を襲撃。刃物を持って押し入り切りつけた。凶行を終えると、容疑者グループはすぐさま車で逃走する。被害者グループは、1人が十数カ所を刺され重体、1人が病院に搬送され死亡した。

 岳陽警察は、犯人を同容疑者の一味と特定し、山東省、上海市、湖北省、安徽省などで、逃走した者達の身柄を次々と拘束した。しかし容疑者の行方だけは、ようとして知れない。「容疑者は非常に警戒心が強く、逃走後は家族にさえ1度も連絡を取っていない」と、後に警察は語る。2011年5~12月に全中国で展開された「ネット公開捜査」の強化期間中、岳陽警察は同容疑者を主要捜査対象と位置づけ行方を追った。それからしばらく経ったころ、容疑者が深セン市に身を隠し、投資会社を経営しているという情報がもたらされた。警察は、水面下で調査を進め、「施南」と名乗る投資会社代表者の容貌が、容疑者に似ていることを突き止める。そして今月10日夜、車で帰宅するところを待ち伏せ、逮捕するに至った。41歳になった同容疑者は、あっさり自分が殺人犯である事実を認めたという。

 逃亡生活の初期、容疑者は偽名を使って転々と居を移した。「1カ所に長く留まる勇気はなかった」と供述する。その後、人を通じてマカオのカジノに職を得る。機転が利くことから、間もなく広報マネージャーにまで登りつめた。2年間で数百万人民元の資産を築いた容疑者は、事件前からの知り合いだった深セン市でビジネスをする台湾人経営者を介して戸籍を買い、「施南」という名を手に入れた。その後、十数歳年下の女性と内縁関係になり、投資会社を起こした。何度も結婚を迫る内縁の妻に対し、事実の露見を恐れる容疑者は、ごまかし続けてきたという。内縁の妻と息子は事実を知らかったとされる。またネット公開捜査強化期間中は、半年間ほどベトナムで身を隠したと供述した。
《亜州IR株式会社》


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