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中国:不動産開発向け信託商品、募集額が半減

2014年4月17日(木) 08時10分(タイ時間)
【中国】金融理財商品を代表する信託商品で、不動産開発向けの発行・募集規模が急ピッチに縮小しつつある。不動産市況の先行き不透明感が浮上しているためという。中国建設報が14日付で伝えた。 

 不動産開発向け信託商品の今年第1四半期・発行本数は、前四半期比16%減の253本。発行予定額は41.6%減の1249億700万人民元、発行が中止されたものを除いた募集額も53.9%減の986億5400万人民元(約1兆6145億2000万円)に落ち込んだ。前年同期との比較でも、減少が目立っているという。

 1本当たりの小規模化も進む。募集額が5億人民元を超えた信託商品は合計30本にすぎなかった。大部分は1億人民元、2億人民元にとどまる状況だ。

 なかでも3線都市、4線都市の開発プロジェクトで苦戦が際立つ。住宅の需給バランスが緩むなか、多くの信託会社は、中小地方都市の開発プロジェクト向け信託商品の発行を見送っている。

 すべてが円滑に償還されるかどうかも注目点。中国の各企業は今年、金融債償還のピーク期を迎えた。金融理財商品を代表する信託商品は、通年の償還額が4兆~5兆人民元(約65兆4600億~81兆8300億円)に上る見通し。償還のピークは第2四半期と第3四半期に訪れる。今年償還される4兆~5兆人民元の内訳は、信託商品別でインフラ整備向けが約1億4000億人民元、不動産開発向けが6335億人民元、産業向けが1兆7000億人民元など。この3種で多くが占められる。
《亜州IR株式会社》


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