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中国:浙江省の中小不動産デベロッパー、経営破たん相次ぐ

2014年4月21日(月) 05時34分(タイ時間)
【中国】住宅市況の変調をきっかけに、浙江省で中小不動産デベロッパーの経営破たんが相次いでいる。

 今年3月には、奉化市の民間中堅不動産開発会社、浙江興潤置業投資公司が業務停止に追い込まれた。関連企業と合わせた負債総額は35億人民元(約577億円)を超える。純資産よりも多く、債務超過の状態に陥ったことが判明した。

 4月初旬には、盈嘉地産公司が資金難に直面。住宅ビル「南京合家春天公寓」の建設が途中で止まった。15日には、上場企業の舜天船舶(002608/SZ)が「融資先からの資金回収が困難になった」と発表。委託融資(銀行の紹介による貸出)で南京福地房地産開発公司に1億人民元を貸し付けたものの、期限内に返済されなかったと報告した。その後の情報によると、南京福地房地産開発の経営者は、すでに姿をくらましたという。

 4月は17日にも、海寧市を基盤とする立徳房地産開発公司の経営破たんが報じられた。資金繰りがつかず、建設工事がストップしたとされる。立徳房地産開発をめぐっては、2012年にも経営難が発生。保有資産を売り払いながら、経営を続けていた。12年の上半期には、浙江省や広東省で複数の中小不動産会社が経営破たんしている。

 上場する不動産デベロッパーの販売実績をみてみると、中小規模の企業で不振が目立つ。14年第1四半期は花様年HD(1777/HK)、合生創展集団(754/HK)、恒盛地産HD(845/HK)などの物件販売額が前年同期比で約半分に落ち込んだ。その半面、万科企業(200002/SZ)、恒大地産集団(3333/HK)、碧桂園HD(カントリー・ガーデン・ホールディングス:2007/HK)などの大手は、増収を確保。資金力、販売力で優位性を発揮し、業績を依然として伸ばしている実態が明らかになった。
《亜州IR株式会社》


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