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華潤集団の宋林董事長に重大な規律違反、中紀委が取り調べ

2014年4月21日(月) 05時35分(タイ時間)
【中国】華潤集団公司の宋林・董事長(党副部長級幹部)が中国共産党・中央紀律検査委員会(中紀委)に身柄拘束され、取り調べを受けている。

 中紀委がオフィシャルサイトで17日に公表した。重大な規律違反を犯したとされる。ただ、具体的な容疑などの詳細は明らかにされていない。

 これまでの報道によれば、宋董事長にはグループ企業のM&Aに絡む巨額の汚職事件に関与した疑いがある。新華社の発行するビジネス紙「経済参考報」の王文志・首席記者が昨年7月、自らのブログに「宋董事長ら経営トップが傘下の華潤電力HD(836/HK)を利用し、民営企業の山西金業集団を買収する際に、実態とかけ離れた高値で買い取り、巨額の国有資産を違法に流出させた」と名指しで告発して話題となった。

 華潤電力は2010年9月、山西金業集団の権益80%と炭鉱、コークス工場など10資産を総額100億人民元で取得。ところが購入したのは問題山積の赤字資産で、コークス工場の設備は正常に稼働せず、炭鉱に至っては長年にわたり放置され、地元農家による羊の放牧地となっているような代物だったという。宋董事長らは事前に問題資産と把握しながら、虚偽の資産評価を提出し、実際の資産価値より数十億人民元上回る高値で買い取ったとされる。

 宋林董事長は1963年生まれ。山東省乳山出身。同済大学個体力学学科を卒業し、1985年に国務院直轄の大型国有企業である華潤集団に入社。香港華潤石化の総経理、華潤投資開発の董事長などを経て、2008年5月から現職。華潤電力、華潤微電子の主席、万科企業(200002/SZ)の董事会副主席、吉利汽車HD(175/HK)の独立非執行董事などを兼任する。華潤電力の主席職は2011年に辞任した。

 華潤電力株は17日、前日比0.48%高の21.00香港ドルで取引を終えた。
《亜州IR株式会社》


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