RSS

中国ブランド車の苦戦続く、7カ月連続でシェア縮小

2014年4月22日(火) 12時19分(タイ時間)
【中国】中国の新車販売市場で中国ブランド車の苦戦が続いている。

 中国汽車工業協会がこのほど発表した統計によると、中国ブランド車の今年3月・新車販売台数は、前年同月比2.3%減の67万1800台に低迷。乗用車販売全体に占める比率は39.3%と、前年同月に比べて4.1ポイント縮小した。同シェアの縮小は昨年9月以降、7カ月連続となる。中国経済網が21日までに伝えた。

 第1四半期(1~3月)の累計でも、中国ブランド勢の販売台数は前年同期比1.5%減の188万5300台に落ち込んだ。乗用車市場の販売シェアは38.7%(↓4.5ポイント)まで低下している。

 このなかでも、過去に急成長を果たした比亜迪(BYD:1211/HK)と吉利汽車HD(175/HK)の販売低迷が顕著。全国乗用車市場信息聯席会がまとめた今年3月のメーカー別販売ランキングで、同2社は上位10社圏内から外れた。第1四半期の販売でみても、吉利汽車は36.5%減の9万600台と急減。中国ブランド車の中で減少幅が最も大きかった。BYDの販売も27.8%落ち込んでいる。2社の不振が中国ブランド車全体のシェア縮小につながった。

 中国ブランド車の低迷理由について専門家は、本来は中国勢が得意としていたコンパクトカー(Aセグメント車)市場の開拓に外資勢が近年、重点を置いている点を指摘する。トヨタの「威馳(ヴィオス)」「ヤリス(ヴィッツ)」、フォルクスワーゲン(VW)の「ジェッタ」、「サンタナ」、PSAプジョーシトロエンの「プジョー301」、「C-エリーゼ」などの外資系コンパクトカーが相次ぎ投入された。しかも、これら車種の価格は7万人民元(115万4000円)程度まで下がっている。「ジェッタ」は今年3月の販売台数が2万9728台に達し、全国のセダンタイプ乗用車販売台数で2位。「サンタナ」は2万4409台を売り上げて、同7位にランキングされた。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報