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中国:地下水の6割に水質問題、国土資源部が全国調査

2014年4月25日(金) 11時56分(タイ時間)
【中国】中国国土資源部は22日、国内各地の地下水の水質状況をまとめた「2013国土資源公報」を発表した。

 全国の5000カ所ほどの測定ポイントを「優良」から「極めて悪い」の5段階に分けて評価したもの。これによって、調査対象となった地下水の6割に水質問題がある実態が明らかにされている。中国メディア各紙が伝えた。

 同公報によると、全国の評価結果の比率は、「優良」が10.4%、「良好」が26.9%「良い」が3.1%、「悪い」が43.9%、「極めて悪い」が15.7%。「悪い」と「極めて悪い」を合わせて約6割を占めた。また従来と比較して、「変わらず」が66.6%、「改善」が15.4%、「悪化」が18.0%となった。

 しかしこの公報を巡っては、「データの分析が簡単すぎて、安全性評価はできない」との声も一部の研究者の間で聞かれる。中国環境科学研究員の趙研究員は、「水質が全国的に悪化しているのはわかるが、これだけでその先の安全評価はできない」と語った。

 中でも北京の調査結果を問題視。同市は、世界でも数少ない地下水を水源としている都市。市民が3杯飲む水のうち2杯が地下水といわれている。今回の調査について趙研究員は、「北京市の局部的な地下水評価にとどまり、全体的な評価は実施していない」と指摘した。

 これに対して環境保護局の韓氏は、「北京の40%の地域で、地下50メートルまでの水に人体に影響を与える物質が基準を超えて含まれるとみられる。しかし飲料水は100メートル以下からくみ上げるので、安全性に問題はない」と応じた。
《亜州IR株式会社》


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