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中国:湖南省にカドミウム汚染米、環境NGOグリーンピースが警告

2014年4月26日(土) 17時47分(タイ時間)
【中国】湖南省中南部の衡陽市で農作物、土壌の重金属汚染が深刻化している実態が報告された。

 衡陽市衡東工業園の周辺農村で2013年7~9月にかけて調査。検出されたカドミウム、鉛の含有量が国の定めた安全基準を超えていたことが判明した。最大で基準値の21倍に達していたという。国際環境NGOグリーンピースがこのほど警告した。

 同工業園の半径2.5キロ以内で米、土壌のサンプルを収集。第三者機関に成分解析を依頼した。米に関しては、サンプル13件のうち、12件がカドミウム過多と分析された。鉛の濃度も比較的に高い。なかでも炉舗村で生産されたサンプル3件については、国が定めた安全基準を13~21倍上回る汚染濃度だった。炉舗村は同工業園の風下500メートル以内に位置する。工場が発する煤煙が降下し、農地の土壌を汚染した可能性が高いと指摘した。

 中国政府の規定するカドミウムの安全基準上限は、米1キログラム当たりで0.2ミリグラム。土壌サンプル32件からも、そろって基準値を超えるカドミウムが検出された。サンプルの過半が安全基準を3倍以上超えていたという。

 湖南省でカドミウム汚染米の存在が報告されるのは初めてではない。13年には、衡東工業園の付近で収穫された米が重金属に汚染されているとメディアによって報じられた。

 汚染は全国的な広がりをみせている。環境保護部と国土資源部は今月17日、全国の土壌に含まれる有害物質の環境基準超過率について、全国平均で16.1%に達しているとの現状を公表。中国北部に比べて南部の土壌汚染が深刻な状態にあると指摘した。西南・中南地域でカドミウム、水銀、ヒ素、銅などの重金属濃度の高いエリアが広範に及んでいる。長江デルタ、珠江デルタ、東北旧工業地帯などでも土壌汚染が目立つと報告した。
《亜州IR株式会社》


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