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中国:北京市民の1日平均油脂摂取量90グラム、WHO指針の3.5倍

2014年5月5日(月) 20時08分(タイ時間)
【中国】北京市民1人当たりの油脂摂取量が1日平均90グラム近くに達することが分かった。これは、WHO世界保健機関がガイドラインで推奨する25グラムの3.5倍に値する。

 生活水準が向上し、肉や油分の多い料理を食べることが日常となった中国の都市部では、このような油脂分の摂取過多問題が顕在化している。北京晨報が30日付で伝えた。

 油脂分を摂りすぎているのは北京市などの大都市住民だけではない。統計によると、中国都市部に住む人々の1日平均油脂摂取量は、すでに50グラム近くに達し、WHO指針の2倍となっている。もし毎日15グラム(およそ茶匙1杯分)の油脂分を過剰に摂取すれば、体重は単純計算で1カ月後に700~800グラム、1年後に10キログラム近く増量する。「油と健康」と題されたシンポジウムで専門家は、「油こい料理の摂りすぎは、最も生活習慣病発生のリスクを高める」と警鐘を鳴らしている。

 油こい料理とは、一般的にイメージされる揚げ物や、大量の油を使った炒め物、紅油(辛味をつけた油)の和え物だけを指すのではない。豚肉、鶏皮、脂肪の多い腸詰めなど、素材そのものに大量の動物性油脂が含まれる肉類を使った料理は、たとえ煮込み料理であっても油こい料理といえる。

 油脂分の摂りすぎは、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞のリスクを飛躍的に高める。また結腸ガン、乳腺ガン、前立腺ガンなどの発症に深く関連するとされる。さらに、脳にも影響を与えるという研究結果が発表されている。油こい食事の多い人は、気分が安定しないため、粗暴なふるまいが多く、怒りや焦慮にかられやすいという。

 油脂分を摂りすぎないために、専門家は、「バランスよく肉と野菜を組み合わせ、偏らずたくさんの品目を食べること。季節の野菜や果物を多く摂り、日頃から茶や酸梅湯(梅ジュース、北京で伝統的な暑気払いの飲み物)を飲むこと。調理方法を吟味し、和え物、煮物、蒸し物、または油をひかえた炒め物料理を増やすこと。油の多い動物の肉を使うときは、揚げ料理ではなく、蒸し料理か焼き料理にすること」と具体的に例を挙げ、都市部に住む消費者に注意を喚起した。
《亜州IR株式会社》


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