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中国:不動産開発大手の深セン光耀、経営危機に直面

2014年5月9日(金) 01時08分(タイ時間)
【中国】不動産デベロッパーの深セン光耀地産公司が経営難に直面した。

 同社は「中国不動産上位100社」に連続3年でランキングされた実績を擁する業界大手。ただ、資金繰りがひっ迫するなか、住宅開発の複数プロジェクトで、引き渡し不能が起きた。保有資産の一部は、すでに債権者の建材メーカー、建設会社などに差し押さえられたという。複数の中国メディアが8日付で伝えた。

 広東省を基盤とする同社は、広州市内で「翡儷港」「荷蘭小城」「馬克住区」「DADA的草地」などの大型プロジェクトを展開。これらプロジェクトは、敷地面積だけでも合算240万平米に上る。当初昨年末に予定されていたにもかかわらず、「光耀城」5期の住宅100棟(戸)は、いまだに引き渡しが履行されていない。すでに180日以上遅延している計算だ。銀行や信託会社に金融支援を求めたとされる。会社側は「資金繰りが苦しいものの、倒産するには至っていない」と強調した。

 信用面にも汚点がみられる。個人から借り入れた約1億2000万人民元の支払いが滞るなか、2012年12月には掲陽市の裁判所で提訴された。調査の結果、充分な支払い能力が備わっていないことが判明。これによって信用に傷がつき、中国人民銀行によって「ブラックリスト」に加えられた経緯もある。信用力が低下した結果、13年5月には深セン市内のある銀行支店に融資実行を断られた。

 信用悪化の流れは、傘下上場企業の*ST新都酒店(000033/SZ)にも波及。証券監督管理員会は今年4月25日、新都酒店の開示情報に不備が見られたと指摘し、立件調査に乗り出すと告知した。大株主・光耀地産の借り入れた6000万人民元に関して、差し出した担保に瑕疵(かし)が生じた恐れがあると説明している。
《亜州IR株式会社》


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