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中国:地表水に158種の医薬品成分、先進国の10倍超の濃度も

2014年5月12日(月) 13時39分(タイ時間)
【中国】華東理工大学(上海)が他の大学と共同で行った研究発表によると、中国各地の河川などの地表水から、抗生物質やホルモン剤などの158種類の医薬品成分が検出された。

 汚染源については特定されていないものの、魚などを大量養殖する際に投与された抗生物質が主な原因とみる専門家もいる。中国青年網が8日付で伝えた。

 大学研究チームが行ったのは、水中における「PPCPs」と呼ばれる、医薬品や化粧品などのパーソナルケア製品の成分分析。報告によれば、検出された成分のうち、抗生物質は68種、非抗生物質は90種に上った。珠江(広東省)や黄浦江(上海)では検出率が100%の抗生物質もあったという。

 また抗生物質の水中濃度をみると、1リットル当たり数百ナノグラム(ナノは10億分の1)に達する抗生物質も見られた。先進国の同20ナノグラムの10倍を超える高濃度となる。

 医薬品類の汚染源については、汚水処理場や医薬品メーカー、工業排水などの複数のルートが指摘されているが、今のところ特定には至っていない。ある研究者は、「魚、カニ、エビなどの水産業者が、養殖の際に病気を防いだり成長を早めるために大量に投与する抗生物質とホルモン剤が主な原因」との見方を示した。
《亜州IR株式会社》

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