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中国:北京新国際空港の概要明らかに、総事業費1.4兆円

2014年5月13日(火) 20時27分(タイ時間)
【中国】北京市の第2の国際空港として建設が計画される北京新国際空港(首都第二空港)の概要が明らかになった。

 同空港の「環境アセスメント評価報告書」は、9日から22日にかけて環境保護部の公式サイト上で公示されている。それによると、総事業費は862億人民元(約1兆4123億円)。面積70万平方メートルの旅客ターミナル、滑走路4本などを整備。年間延べ7200万人の旅客収容能力を備える。周辺の環境影響については、「航空機の排出ガスが周辺地域のPM2.5濃度に与える影響は軽微」と評価。空港エリア内の空気質は国家基準に適合している――と結論付けた。

 新空港は華北の大河・海河の支流、永定河の北岸に立地。北京市郊外の大興区と河北省廊坊市の中間に位置し、北京の天安門広場から直線46キロメートル、廊坊市中心部から同26キロメートルの距離にある。用地面積は3031.9ヘクタール。うち北京の行政エリアが1806.54ヘクタール、河北省の行政エリアが1225.36ヘクタールとなる。

 航空機の騒音影響に関しては、9カ所の村落で騒音レベルが80デシベルを超えると予想。これら村落を移転対象にすべきと報告した。

 大気汚染に関しては、航空機の排出ガスを主要汚染源に挙げる。汚染をもたらす成分として、二酸化硫黄、一酸化炭素、非メタン炭化水素(NMHC)、揮発性有機物質、粒子状物質などを列挙した。その上で、二酸化硫黄、PM10、PM2.5については空気中に含まれる日間平均濃度の最大値が環境基準を超えると予想している。ただ、これはその場に自然に有るバックグラウンド値が国家基準を超えていることが要因だと説明。空港建設によってもたらす大気への影響はそれほど大きくならないと報告した。

 現有の北京首都国際空港は年間旅客利用数が2012年に延べ8192万2000人に達し、7600万人の設計能力を超えた。北京エリアの空港利用客は2015年に延べ1億人、20年に延べ1億4000万人に達すると予想されている。新空港の建設計画に関するアンケート調査では、個人回答者の99.1%、法人・団体回答者の99.8%が「建設に賛成」との立場を示した。
《亜州IR株式会社》

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