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中国:浙江省杭州で輸送車横転、有機溶剤8トンが河川流入

2014年5月22日(木) 15時41分(タイ時間)
【中国】浙江省杭州市の国道320号線で18日午前3時ごろ、大量の有機溶剤を積んだ貨物輸送車が横転する事故が起きた。

 現場は省都杭州市から南西90キロの桐廬県。運んでいたテトラクロロエタン(C2H2Cl4)の一部は流出し、富春江の上流部に流れ込んだ。富春江は銭塘江の上流にあたる。

 桐廬県の環境保護局は、水質汚染につながらないとの見解。タンク内にあった25.8トンのうち、付近の渓流に流れ込んだのは約8トンにとどまると説明し、それに加えて、渓流は富春江から約2キロ離れていると強調した。すでに上流と下流のダム水量を調整したことで、汚染を大きく希釈化させている。渓流と富春取水口などの水質を検査したところ、汚染物質は検出されなかったと報告した。安全性を優先する立場から、12時から富春江での取水を中止しているという。

 有機溶剤のテトラクロロエタンは揮発性の合成化学物質。他の塩素化炭化水素合成の中間体として使用される。人体の中枢神経に働きかけ、麻酔作用などをもたらす。肝臓、腎臓、心筋に悪影響を与えることもある。吸入すれば、消化システム、神経システムを中心に中毒を引き起こす。食欲減退、嘔吐、腹痛などが生じる恐れもある。
《亜州IR株式会社》


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