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中国:軍公用車の買付対象、国産自主ブランド車に全統一

2014年5月24日(土) 14時42分(タイ時間)
【中国】中国での軍公用車の買付対象が国産の自主ブランド車に全統一された。現役として使用されているアウディ、パサート、サンタナなどの合弁ブランド車は今後、中国の軍公用車市場から徐々に姿を消すことになる。解放軍報が19日付で伝えた。

 5月中旬に、中国第一汽車集団が製造する高級車「紅旗H7」約1000台が中国人民解放軍の一部隊に納入された。これ以前に広州汽車集団の「伝祺GA5」、第一汽車集団の「奔騰B90」が軍公用車に採用されていて、新たに調達される軍公用車の“完全国産化”がこれで実現した。

 中央軍事委員会は今年初め、中国人民解放軍と中国人民武装警察部隊に対し、軍公用車の調達に関し、国産の自主ブランド車を選ぶよう通達した。浪費防止が目的。習近平指導部による「綱紀粛正」の一環とみられる。

 中国の軍用公用車はこれまで、敵軍からの奪取、輸入、模倣製造、合弁ブランド車の買付――といった変遷をたどってきた。人民解放戦争の時代は、敵軍から奪取した車両を主に使いまわしていたという。

 新中国成立後は、旧ソ連やフランスなどから輸入。代表的な車両は旧ソ連版のジープともいわれる「GAZ」だ。1960年末からは、北京汽車がそれを真似て製造した「北京21」が軍の公用車や指揮車両として大量に採用され始めた。このほか、「紅旗CA770」なども調達されている。

 改革開放後は、アウディ、サンタナ、ジェッダなど独フォルクスワーゲン系の中国合弁メーカーが製造する高級車が使用されるようになった。そして2014年からは、これら合弁ブランド車の買付を実質的に禁止。軍公用車の買付対象は国産自主ブランド車に絞られた。
《亜州IR株式会社》


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