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中国:1回の手術料金600万円、ヤミ臓器移植事件の公判始まる

2014年5月24日(土) 14時42分(タイ時間)
【中国】湖北省武漢市ではこのほど、1回の手術で最大36万人民元(約590万円)の収入を得ていた犯罪グループに対する公判が始まった。この手術は、一般医などの“移植専門外”の医師が執刀。臓器提供者(ドナー)には後遺症なども残っているという。新華網が19日付で伝えた。

 「3万人民元(約50万円)で腎臓を売る男をネットで見つけてそれを購入。17万~36万人民元(280万~590万)の料金で希望相手に移植手術をした」――。主犯格のトウ(姓のみ公表)被告は、2012年末から2013年8月までに行った6件のヤミ手術についてこう供述した。

 手術メンバーは、移植手術経験のない一般の診療医と助手経験しかない麻酔師の2人。患者(受給者)の術後のフォローは、ドナーに2000人民元(3万3000円)を払ってやらせていたという。

 判決はまだ出ていないが、情状が重いと判断された場合には、5年以上の有期懲役に処され、罰金又は財産没収が併科される。

 中国では、臓器のヤミ取引・移植が後を絶たない。その背景にあるのは、30対1という“需給ギャップ”。中国で正式な臓器移植手術に提供されるルートは、死者、生体、死刑囚の3つ。いずれもドナーが減少傾向にある。

 ある専門家は、「臓器売買をなくすためには、党員幹部らに対してドナー登録を積極的に促すとともに、違法移植に関わった医師の免許を取り消すなどの対策が必要だ」と語った。
《亜州IR株式会社》

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