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中国:各地で精巧な偽札が出回る、紙幣番号の上4ケタ共通

2014年5月24日(土) 14時42分(タイ時間)
【中国】中国各地でこのころ、以前に話題となった「精巧な偽札」より、さらに精度の上がった偽札が見つかっている。

 この「高レベル偽札」は、いずれも紙幣番号が「M3S7」から始まる。警察は同一製造グループが同時期に作った偽札と見て調査を進めている。斉魯晩報が21日付で伝えた。

 この新たな「M3S7偽札」は、これまで山東省済南市、同省青島市、河南省鄭州市、雲南省昆明市、貴州省六盤水市などで発見されている。「すかし」や、金属片を織りこんだ「安全線」、表と裏に図案の半分ずつが印刷された「陰陽互補対印図案」なども精巧に再現され、本物を横に置いて見比べない限り判別は難しい。

 山東省済南市で「M3S7偽札」の100人民元(約1630円)紙幣を発見した女性。「銀行のATMで引き出した紙幣のなかに混じっていたという。「ATMへ行く前は財布に一銭もなかったので間違いない」と証言する。しかし銀行側は、「ATMのなかに偽札が紛れこむことは考えられない」と否定し、主張が対立している。

 同市に支店を持つある銀行では、すでに窓口で「M3S7偽札」の預け入れを受理する事例が複数発生していた。偽札受理防止のため同行は、「M3S7偽札」の特徴を明確化している。それによれば、「紙幣全体がやや白っぽく、比較的平板で立体感に欠けて、『すかし』が不鮮明。注意深く見れば肉眼で判別できる」という。

 一方警察は、偽札の判別について、第1に色、図案、文様、「すかし」の状態を見ること、第2に特殊技法が施された凹凸部分に触ってみること、第3に紙幣を指ではじいて音をきくこと、第4に偽札鑑別器へ通すことがポイントだと指導している。本物の紙幣は、はっきりと凹凸が分かり、澄んだきれいな音が出て、偽物と区別できるという。

 また警察は、このところ偽札の製造拠点が、香港、台湾などの「境外」から、「境内」の大陸へ移っている事実を明らかにした。そのほとんどが広東省に集中し、そこから大陸各地へ広がってゆく。偽札拡散の過程では、比較的警戒心の薄い都市と農村の中間部、農村部が舞台に選ばれ、地元の貿易市場、小売店などを足がかりにあの手この手でばらまかれてゆく。多くの偽札事件を担当した捜査官は、犯罪者の常套手段として、「最初に本物の100人民元紙幣を渡して支払い、理由をつけて1度返してもらう。そのあとすり替えた偽物を渡す」と説明する。「店側が2度目は安心して確かめないからだ」と理由を説いた上で、警戒を呼びかけた。
《亜州IR株式会社》


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