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中国:黄砂飛来量は今後10年で増大、北京市では記録的な砂塵嵐も

2014年5月24日(土) 14時42分(タイ時間)
【中国】中国北部の自然災害の一つとなっている強風を伴う黄砂。過去には、わずか2日間に総量30万トン超が北京市内に飛来したこともあるなど、生活や経済活動に支障をきたす脅威だ。

 この黄砂について専門家は、「中国北部では今後10年間、発生回数が徐々に増えて、新たな活発期に入る」と分析。この影響で北京市は、過去を上回るさらに強力な砂塵嵐に見舞われるだろう――と警告した。北京晩報が20日付で伝えている。

 北京市で過去に深刻な黄砂被害が観測されたのは2006年。4月17~18日にかけた2日間の飛来量は1平方メートル当たり20グラム、総量で30万トンを超えた。当時の北京市の人口(1500万人)で計算すると、飛来量は1人当たり平均20キロの規模に膨らむ。

 また、2010年にも3月19~20日に大量の黄砂が到来。強風の影響もあって20日は北京全市が砂塵で覆われ、視程距離は平均5~10キロメートルに落ち込んだ。顆粒物濃度は最大で1500マイクログラム/時を観測している。

 黄砂時の天気を気象条件によって、中国では浮塵(ふじん)、揚塵(ようじん)、沙塵暴(さじんぼう)とそれぞれ呼称される。視程距離が10キロメートル未満で浮塵、1~10キロメートルで揚塵、1キロメートル以下で沙塵暴(さじんぼう)。浮塵と揚塵の区別はあいまいだが、風の強さによって使い分けている。

 北京市で2000年以降に観測されたのは浮塵と揚塵。沙塵暴はまだ確認されていないという。
《亜州IR株式会社》


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