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中国:北京住宅在庫が7.5万戸に膨張、直近4カ月だけで2万戸増

2014年5月28日(水) 13時02分(タイ時間)
【中国】購入希望者の間に様子見ムードが広がる中で、首都の北京市で住宅在庫が急ピッチに積み上がり続けている。

 市内の新築住宅売り出しは、すでに3カ月連続で1万戸の大台を超過。取引が細ったことで、わずか直近4カ月だけで在庫が約2万戸増えたという。京華時報が27日付で伝えた。

 調査機関の報告によると、北京市内の住宅在庫は、足元で7万5067戸に増大。1月末時点の5万5708戸と比較し、1万9359戸(34.8%)も膨らんだ。取引が急増しない限り、当面は在庫が拡大し続ける可能性が高い。6月の供給量も、高い水準に上るとみられている。

 手許資金の確保に向けて、各不動産デベロッパーは販売促進キャンペーンに乗り出した。すでに頭金ゼロとする手法が多くの住宅プロジェクトで導入されている。少なくとも向こう3~6カ月は、不動産デベロッパーによる安売りが散見されよう。

 不動産大手のオーナーも、「不動産相場の悲観論」を唱え始めた。SOHO中国(ソーホー・チャイナ:410/HK)の潘石屹・董事長は23日に、清華経営学院が主催した「中国企業家フォーラム」に出席。中国の不動産業界を「氷山に向かって突進を続ける『タイタニック号』と同じ状況」と形容した。激突後もその衝撃は波及し、不動産業界だけでなく、金融業界を巻き込んでリスクが拡散していくと警鐘を鳴らしている。
《亜州IR株式会社》


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