RSS

中越の緊張高まる、中国側体当たりでベトナム漁船沈没

2014年5月28日(水) 13時02分(タイ時間)
【ベトナム、中国】中国の船舶が故意に体当たりし、ベトナム漁船を沈没させる事態に発展した。

 南シナ海島嶼エリアの主権帰属をめぐって中国とベトナムの摩擦は激化しているが、体当たりによって船舶が沈没したのは今回が初めて。主権問題で互いに譲歩する可能性は薄いことから、両国の緊張関係が一段と高まることは必至だ。

 現場は、中国側が設置した深海油田掘削プラットフォーム「中海油981号」から17カイリ(約31.5キロ)離れた海域。26日午後4時ごろ、中国側は40隻を超える船舶群でベトナム漁船数隻を包囲していた。乗り込んでいた漁師10人は、仲間の僚船によって全員救助されている。沈没した漁船は、ダナン市を母港としていた。

 一連の騒動は、南シナ海での中国とベトナムの摩擦深刻化が発端。中国側が今月初めに「パラセル(西沙)諸島近海で海底油田の掘削作業を開始する」と予告して以来、領海や資源の帰属をめぐって緊張感が一気に高まった。中国国営の中国海洋石油は5日になって、「中海油981号」を同諸島近海に移動。本格的な採掘に向けた準備に入った。南シナ海は石油、ガスなど天然資源が豊富なことで知られる。中国は以前より、南シナ海の大部分が自国に属すると主張。これがベトナム、フィリピンなど周辺諸国との領有権争いを生む火種となってきた。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報