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中国:「164万円で購入したペットのアロワナを食べる」ネットで話題

2014年6月13日(金) 16時26分(タイ時間)
【中国】観賞用として人気の高級熱帯魚「アロワナ」を食べた――というインターネットへの書き込みが中国で話題となっている。

 このアロワナ。江蘇省常州市の成金者が観賞魚として10万人民元(約163万8900円)で購入したとのこと。1年をかけてようやく大きく育てたものの、ある朝死んでいるのを発見した。そのまま葬るのはもったいないと考え、レストランに持ち込んで調理を依頼。「醤油姿煮」へと変わり果てたペットのアロワナを知人らと共に食したという。現代快報が13日付で伝えた。

 アロワナを味わった彼らの反応も現金なものだ。肉は固く、それほど旨いものでもない――というのが率直な感想。しかし、アロワナの購入費に着目。「1口で1000人民元以上の価値がある」と考えて、至極満足したという。

 この書き込みにはさまざまなコメントが寄せられた。「超高級食材を食べて“仙人”にでもなりたいのか」との揶揄や、「自分で育てた観賞魚を食べるなんて考えられない」との批判がみられる。さらに、「そもそもアロワナはそれほど高額か」という疑問の声も挙がった。

 この疑問について現代快報は、常州市内の水族館を取材。投稿と一緒に掲載されていた“生前”のアロワナの画像を水族館の関係者に見せたところ、「10万人民元の価値はない。8000人民元程度が相場。1万人民元を超えることはない」との答えが返ってきた。

 「ペットのアロワナを食べた」というこの衝撃的なニュース。中国ではこれが初めてではない。この投稿の2、3日前にも、「台湾の女性が孫の育てていたアロワナを蒸し焼きにした」という書き込みがあったという。

 アロワナは大型の古代魚の総称。南アメリカ、オーストラリア、東南アジアの淡水域に生息する。3億年前の古代石炭紀に既に存在していたとされ、恐竜が栄えた中生代より古い種。体長が長く、うろこが金色に光る、さながら神のような威厳のある姿が中国の神話に出てくる龍に似ていることから、中国語では「金龍魚」と呼ばれる。大型に成長し、性質も穏やかなことから観賞魚として人気が高い。うち東南アジアに生息するアジア・アロワナは、乱獲により個体数が激減。1980年に絶滅危惧種に指定され、野生種の取引が制限されるようになった。このため中国では、個人でアロワナを飼育することは「金持ちの象徴」とも目され、価格が高騰している。
《亜州IR株式会社》


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