RSS

中国:「ぜいたく禁止令」が高級外車市場直撃、フェラーリは販売網縮小

2014年6月15日(日) 15時11分(タイ時間)
【中国】習近平指導部の目玉政策として2013年初めに打ち出された「ぜいたく禁止令」がボディブローのように高級車販売市場を苦しめている。

 フェラーリ、ベントレー、ランボルギーニなどの外資高級車メーカーの13年中国新車販売は、軒並みマイナス成長を強いられた。急拡大を続けてきた中国の高級車市場にブレーキがかかる中で、外資高級車メーカーは中国戦略の見直しを迫られている。中国経済網が12日付で伝えた。

 フェラーリの13年中国販売は、前年比約3割減の554台に低迷。同社の世界販売全体に占める比率は、12年の10.7%から8.0%に落ち込んだ。ベントレーも同年の世界販売が19%増える一方で、中国部門に限っては3%の減小。ランボルギーニの同年販売も、世界全体で1.8%増の2121台に拡大する半面、中国では16.7%減の267台に低迷した。

 こうした中で、フェラーリは中国販売網の縮小を決断。フェラーリ・マセラティグループの中国現地法人は今年3月、深セン佳鴻集団に対して、委託販売提携を解消する旨を通知した。深セン佳鴻集団傘下のフェラーリ販売代理店との契約を打ち切る内容。今回のように、メーカー側が一方的に解消を求めるケースは稀だ。代理販売契約の解消はとりたてて珍しいことではない。しかしその多くはこれまで、販売成績の悪い店舗を対象としていた。

 深セン佳鴻集団は2012年12月と13年5月、河北省鄭州と広東省東莞の両市にフェラーリ販売代理店を開設した。どちらの店舗も開業からそれほど経過していない。開店時コストも回収できていない状況での突然の契約打ち切りに戸惑いを隠せないようだ。
《亜州IR株式会社》

特集



新着PR情報