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中国:黄海沿岸に大規模「グリーンタイド」、8年連続で被害

2014年6月18日(水) 14時04分(タイ時間)
【中国】中国の3大沿海の一つと称される黄海沿岸で、アオサ類が異常増殖して海岸線に堆積する現象「緑潮(グリーンタイド)」が新たな環境問題としてクローズアップされている。

 黄海中部から山東省沿海を広範に覆う大規模なグリーンタイドは2007年以降、8年連続で発生。景観の悪化、悪臭の発生、貝類の死滅などの悪影響を及ぼし、山東省の観光業や養殖業に大きな打撃を与えている。経済参考報が16日付で伝えた。

 国家海洋局北海予報センターは今月9日、渤海と黄海北部で大規模なグリーンタイドを確認した。発生面積は約310万平方キロ、分布面積は約2万1161平方キロに及んでいる。沿岸部の山東省日照市まで約20キロ、同省青島市まで約5キロの距離にあって、現在も北に向かって範囲を広げつつあるという。

 専門家によると、アオサの発生原因についてはなお研究段階で、定説はないという。しかし原因の1つとして、海域の「富栄養化」があることは間違いないとみられる。このため、沿岸部の経済活動で生み出された大量の汚染物が海に垂れ流され続けたことによって引き起こされものだ――との見方が多い。

 実際、中国で確認される海洋汚染の80%は、陸地からの汚染物質の流入が原因といわれている。しかしこれを管理・監督する環境保護当局と海洋当局は、横のつながりに欠けている。このため、海洋汚染対策や海洋生態環境保護に関する行政の取り組みは鈍いという。専門家らは、「縦割りの壁を打破し、統一的、協調的な管理システムを早期に構築すべきだ」と提唱している。
《亜州IR株式会社》

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