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中国:動画配信「楽視網」のTV価格破壊、「低品質の裏返し」批判も

2014年6月18日(水) 14時04分(タイ時間)
【中国】動画配信サービス大手の楽視網信息技術公司(letv.com)によるテレビ端末販売市場への参入は、中国のテレビ市場に価格破壊を引き起こした。

 しかしこの行為に対して、市場の評価は手厳しい。「ハードの安売り」は「低品質」の裏返しだ――と見る向きがある。価格に惹かれて購入した消費者が、後悔することになりかねないとの懸念の声が挙がっている。中国網が16日付で伝えた。

 同社が先ごろ開催した発表会で打ち出したテレビの本体価格は、40インチ型で999人民元(約1万6500円)、50インチ型で1999人民元(3万3000円)という破格の安さ。「40インチ型は3ケタ台の価格水準に突入する」とのセールストークも飛び交った。

 中国のテレビ業界では、従来方式のテレビ視聴から、インターネットのコンテンツをテレビで見る「スマートTV」への移行が加速。従来の「機器メーカー」と新たな「コンテンツ業者」が、市場の主導権を握ろうと激しい火花を散らしている。

 従来の機器メーカー陣営では、楽視網の攻勢に対抗するため、別の動画配信業者と組んで、新たなサイトを構築する動きがある。海信(ハイセンス)は、「愛奇芸」などと共同で80万以上のコンテンツを確保。毎月6000時間分の映画を更新している。

 他方、楽視網による機器販売については、整った事業チェーンを持たないことが問題視されている。故障などのアフターサービスの面を不安視する声が多い。また中国では、TVコンテンツに対する有料意識が十分に浸透しているとは言えない。将来的に楽視網が狙っている割高な有料コンテンツが消費者に受け入れられるかは不透明――とする見方もある。
《亜州IR株式会社》

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