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中国のアルコール依存症患者、湖南省だけで345万人

2014年6月20日(金) 11時27分(タイ時間)
【中国】中国ではアルコールに起因する事故・事件が毎年400万件発生している。毎年10万件以上起こる交通事故の3分の1は、飲酒運転によるものだ。

 一説によると、湖南省では、潜在的なアルコール依存症患者が345万人を超え、省総人口の5%に達しているという。同省の100人に5人がアルコール依存症患者となる計算だ。三湘都市報が18日付で伝えた。

 湖南省脳神経外科病院アルコール・インターネット依存症治療センターの周旭輝副主任医師は、上述のアルコール依存症患者数について、「正式な統計データは近年出ていないが、以前の調査結果を分析して弾き出した数字だ」と説明する。

 またアルコール依存症患者の治療について、「依存症患者が、自ら専門医を受診して治療を開始するケースは、全体の1%にも満たない。大抵は、患者の身体や精神状態が深刻化するか、禁断症状が手に負えなくなるなどして、家族によって病院へかつぎこまれる」と解説する。

 中国では、アルコールや薬物など、依存症の治療に医療保険が適用されない。こうした制度上の制限も、患者が治療を積極的に選択したがらない原因となっている。周医師は、「依存症の治療に医療保険が適用されれば、我が国の医療保険制度は治療から予防医学の見地へと大きく舵を切ることになるだろう」と語った。

 実際に禁酒を断行するにあたっては、長いプロセスが必要になる。第1段階は、アルコールを抜いて効率的に臓器を休める治療で、期間は2週間。第2段階は、適切な薬を服用しながら再依存を防止する。期間は1カ月ほどで、ここまでが入院治療となる。第3段階は、定期的に通院してカウンセリングを受ける。もし酒を飲まなければ済まない状況になり飲酒してしまった場合は、すぐに担当医を訪れて再依存を防止する。この期間は1年前後だという。
《亜州IR株式会社》

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