RSS

中国:イヌ肉「食うべきか食わざるべきか」、論争過熱

2014年6月24日(火) 11時29分(タイ時間)
【中国】広西チワン族自治区玉林市で毎年6月21日の夏至に開催される「ライチと狗(イヌ)肉祭」をめぐって、「イヌ肉を食うべきか食わざるべきか」の論争が、インターネット上で白熱している。

 夏至を間近に控えた20日、同市の食材市場ではイヌ肉を取り扱う店が目に見えて増加し、1キログラム当たり38人民元(約620円)の値がついていた。同時に市場内では、動物愛護団体の活動家がプラカードを掲げ、イヌ肉の販売停止などを訴える姿が見られた。民団体の新華網が20日付で伝えた。

 中国の広西チワン族自治区、湖南省、浙江省などは、伝統的にイヌ肉を食べてきた歴史がある。イヌ食文化は、韓国、ベトナムなどでも広く見られる。「夏至の夜は、親戚友人が一同に集まり食卓を囲む。イヌ肉と、玉林名産の新鮮なライチを食べて、ライチ酒で乾杯する。近年は、外から来た観光客もこの夏至行事に参加するようになった」と玉林市民は説明する。またある市民は、「イヌ肉を食べるのは地元でも1部の人々。ネットユーザーが槍玉に挙げている『ライチと狗肉祭』も、1部の飲食店の煽り文句にすぎない」と指摘する。これを裏付けるように、市当局は、「これまで『ライチと狗肉祭』の開催を宣言したことは1度もない。開催していない祭なので取り締まりの対象にもならない」とコメントしている。

 食材市場でイヌ肉を扱う店主たちは、動物愛護団体の抗議に不満を示しながらも、「抗議は抗議、商売は商売」と割り切っている。一方、愛護団体の活動家は、「抗議の目的は、人々の動物愛護精神を喚起して、現代的な食習慣を提起することだ」と語る。この両者が衝突するような事態は起こっていない。しかし、店主たちによると、「一連の抗議活動の影響で、イヌ肉の供給が細り、以前ほどの売り上げはない」という。

 同市食品薬品監督管理局の副局長は、「ネット上の発言であれオフラインの発言であれ、理性的な問題提起や意見には耳を貸すべきだ。高いところから正論を振り回しても、他人に考えを押しつけることはできない。イヌ肉問題は、話し合いを尽くして、互いに認め合い、許容し合わなければならない」と中庸を説く。中国人の動物愛護意識の変化と進歩を反映したこの問題は、当面論争が続きそうだ。
《亜州IR株式会社》

注目ニュース

【中国】広西チワン族自治区玉林市のレストランのメニューから近ごろ“狗”(イヌ)の文字が消えた。

タイ東北でイヌ肉業者逮捕 3匹保護、肉5キロ押収newsclip

【タイ】タイ当局は4日、東北部サコンナコン県の民家を捜索し、住人のタイ人男(46)を無許可の食肉加工販売の疑いで逮捕、檻に入れられたイヌ3匹を保護し、ビニール袋に入ったイヌ肉約5キロを押収した。

タイ東北でイヌ肉商逮捕、22匹保護newsclip

【タイ】タイ警察は26日、タイ東北部ナコンパノム県カムメット村の民家で、イヌ肉を食用として販売していたタイ人の男女(56、51)を動物虐待、無許可の食肉販売などの疑いで逮捕し、檻に入れられたイヌ2...

【タイ】15日、タイ東北部ナコンラチャシマ県で、タイ人男(50)が隣人の飼い犬に性的暴行を加える事件があり、警察が男の行方を追っている。

【タイ】タイのテレビ報道によると、17日、タイ中部ナコンパトム県の民家で、住人のタイ人男性(39)とペットのダルメシアン種のイヌが銃で撃たれ死亡しているのがみつかった。警察は男性がイヌを道連れに無...

特集



新着PR情報