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中国式揚げパンに安全問題、山西省店舗でアルミ基準値オーバー

2014年6月26日(木) 13時13分(タイ時間)
【中国】山西省都市部の街頭で売られる中国式揚げパン「油条」をサンプル検査したところ、多くの朝食専門店の製品から安全基準を超える「アルミニウム」が検出された。

 健康被害が出ると懸念し、当局は各店に指導している。食品品質の確保に乗り出す方針だ。同省と太原市の食品薬品監督管理局が23日に報告した。

 大手チェーンの食材品質は良好に保たれていたと評価する一方、個人経営店を中心に多くの問題が見つかったと指摘。合計10店舗の「油条」を「不合格」と判断したことを明らかにした。アルミはベーキングパウダーなどの膨張剤に含まれている。品質レベルが低い安価な膨張剤を使用した場合、安全基準を超える場合があると警鐘を鳴らした。2011年に定められた現行の「食品安全国家標準-食品添加剤使用標準」によると、食品1キログラム当たりの残留アルミ許容上限は100ミリグラム。

 こうしたなか、中国食品安全リスク評価センターは今月11日、これまでの「食品添加物使用基準」を改め、7月1日から「アルミニウムを含有する添加物」の使用を大幅に制限すると予告した。同新基準では、「油条」など一部の食品を除き、これまで規制がなかった中国式蒸しパン「マントウ」、パン、麺、スナック菓子など多くの小麦製品でも、同添加物の使用が一切禁じられる。

 世界保健機関(WHO)が推奨するアルミニウムの摂取量は、1週間につき体重1キログラムあたり2ミリグラム以内。しかし、中国食品安全リスク評価センターの調査では、小麦を主食とする中国北部を中心に、約3割の人がWHOの推奨値を上回っていることが分かった。なかでもスナック菓子を好んで食べる4~6歳の幼児で同摂取量が最も多く、推奨値の2.6倍に達していた。

 いったん体内に取り込まれたアルミニウムは容易に排出されず、骨粗鬆症や老人性痴呆症などの原因になる。また、発育段階にある幼児や児童にとっては、その影響が一段と深刻だ。骨や神経の成長が阻害され、骨格未発達、知的障害などに繋がる危険性があるという。
《亜州IR株式会社》

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