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中国:日常生活の「浪費」、プラスチックごみは華北油田2個分

2014年6月26日(木) 13時13分(タイ時間)
【中国】中国の習近平・国家主席が力を入れる「倹約令」。中国政府系メディアの新華社は23日付の記事で、日常生活に潜む浪費・無駄をクローズアップ。エネルギー消費の大きさを示す5つのデータを示した上で、国民に「節約励行、反浪費」を改めて呼びかけた。

 データを示して浪費防止に努める狙いとみられる。ただ、実際にムダが省かれるか否かは、実行に至らせる「国民意識」にかかっているといえよう。“爆食”と呼ばれるほどにエネルギー、食糧などの消費量が増大した中国。浪費に歯止めがかかれば、世界の環境保護にも貢献するはずだ。

 <プラスチックゴミは華北油田2個分>
 中国物資再生協会の劉強・副会長によると、生活ごみは40%が包装物で占められ、うち半分がプラスチック。また、プラスチック製品を1トン製造するために必要な石油は1トンと言われる。これに基づくと、2012年に出た中国都市部の生活ごみ1億7100万トンのうち、プラスチックごみは3420万トン。それに使われた石油消費量は1140万トンに達し、年産量450万トンの華北油田2個分に相当する。

 <給水網不備による水浪費は昆明湖2000個分超>
 水利部水資源司の前司長で、北京航空航天大学・中国循環経済研究センターの呉季松主任によれば、中国都市部の給水管網は、漏れ・破損率が約15%の高い水準にある。この比率を国際的に公認されている”科学的水準”である5%まで引き下げれば、年間で52億立方メートルの浪費をなくすことができるという。これは北京・頤和園の昆明湖2000杯を超える量に匹敵する。

 <待機電力は三峡発電所発電量の3割>
 中国節能産品認証センターの調査によれば、中国都市部の一般家庭における家電の待機時電力消費量は、1世帯当たりの日間平均で0.36キロワット時。年間で131.4キロワット時に達する。第6回人口センサスに基づく中国都市部の世帯数約2億戸で計算すると、総電力消費量は260億キロワット時。これは三峡水力発電所の年間発電能力である847億キロワット時の3割に相当する量となる。

 <流通時の穀物浪費は13億人の食糧2カ月分>
 国家粮食局の関係者によると、穀物の貯蔵・輸送・加工過程において腐食や過度な精米によって廃棄される穀物の量は約700億斤(1斤=500グラム)。13億人が生活する上で必要な食糧の2カ月分に相当する。

 <北京市の紙廃棄量は懐柔ダム1個分超>
 中国物資再生協会の劉強副会長によると、北京市の紙廃棄量は年間180万トン。紙1トンを製造するには、木材1.5トン、水100立方メートルを必要とする。これに基づくと、木材270万トン、水1億8000トンが毎年廃棄されていることになる。水だけに限ってみても、北京市郊外にある懐柔ダムの設計容量1億4400万トンを超える規模だ。
《亜州IR株式会社》

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