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中国:中都百貨の経営者を逃亡先で逮捕、グループ負債は327億円超

2014年6月27日(金) 13時23分(タイ時間)
【中国】多額の借金を抱えて行方をくらましていた不動産会社、デパート経営者が24日夜、逃亡先の福建省厦門市(アモイ市)で当局に身柄拘束された。グループ全体の負債規模は20億人民元(約327億円)を超える。

 金策に奔走していた楊定国氏は、17日から足取りがつかめなくなった。多数の民間企業、民間人から違法に資金を集めた容疑がかけられている。杭州市中堅デパート「中都百貨」の慶春店、臨平店、安吉店は、18日から閉店に追い込まれていたという。中国政府系メディアなどが25日付で報じた。

 連絡が不能になる直前まで、楊氏は融資を求めて長安信託、金谷信託、中鉄信託、長城新盛信託などと交渉していたとされる。資金繰り難が伝えられるなか、中都控股集団公司傘下の「中都百貨」が営業停止に陥った。浙江省杭州を拠点とする中都百貨は中鉄信託を通じ、高利回り金融商品を募集。2012年6月14日に発行し、1億3000万人民元を集めていた。運用期間は30カ月。金利は年8.7~11.0%に設定されていた。

 中都控股の資金ショートは、別の企業にも影響を及ぼしている。華鼎控股公司は中都グループに融資していたと発表。寧波銀行と中国交通銀行(3328/HK)の紹介で委託融資し、総額1億6000万人民元を貸し付けていたことを明らかにした。担保を押さえている点を強調し、資金の回収は可能と説明している。

 中都百貨の経営者は、中都控股集団の楊定国・董事長。登録資本1億5000万人民元の同グループは、不動産開発ビジネスを主力とし、百貨店、ホテルなどの経営も手がけている。傘下企業は中都房地産、青山湖畔大酒店、中都物業、中都置業、中都典當、諾威園林など。
《亜州IR株式会社》

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