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中国:江西省南昌のホタル観賞会、環境保護団体「残酷なロマン」

2014年7月4日(金) 11時59分(タイ時間)
【中国】江西省南昌市で初めて開催されるホタル観賞会を巡り、一般市民の期待が高まる一方で、地元の環境保護団体は“動物愛護と環境保護”の観点から主催者側に開催中止を求めている。

 夏の夜空にホタル数万匹が放たれる観賞会は、市内の公園をホタルのテーマパークとして、7月4日に全面オープンする予定。地元の環境保護組織「青カン環境交流中心」はミニブログを通じて、「残酷なロマンを拒絶し、ホタルを自然に帰そう」と呼びかけ、反対活動を展開している。観賞するために数万匹のホタルを野外で捕獲し、公園内に放つ行為について、同団体の責任者は、「ホタルの繁殖に悪影響を及ぼすほか、環境の急激な変化に対応できず、ホタルの寿命を縮める」と指摘する。また捕獲地の生態環境も破壊する可能性があると警告している。これに対し、主催者側は「使用するホタルはカン州寧都の養殖基地から直送する。野外で捕獲したものではない」「ホタルの輸送時間は4時間と短く、外気にさらされているため、ホタルを酷使するものではない」と反論。抗議には屈せず、予定通りに開催する強気姿勢を示している。

 ホタルを公園に放つ観賞会はここ数年、ホタルを身近に見る機会の少ない大都市の人々を中心に人気が高い。これまでにアモイ、広州、青島など相次いで開催され、話題となっている。ただ、ホタル観賞会に絡む騒動も後を絶たない。南京市のようにネットを中心に批判の声が上がり、開催中止に追い込まれた例もある。また2013年に広州市の中山公園で開かれたホタル観賞会では、園内に放たれたホタルが3日間で死滅し、開催が途中で取りやめとなっている。直近ではホタルが見られないなどの理由から、浙江省省都の杭州市で4月30日夜、ホタルの有料観賞会に参加した市民約1万人が公園施設の一部を破壊する騒ぎが起きた。
《亜州IR株式会社》


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