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アリババ傘下の金融ファンド「余額宝」、残高9.4兆円に

2014年7月4日(金) 11時59分(タイ時間)
【中国】中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)が展開する「余額宝」(ネットショッピング決済資金向けの短期金融ファンド)の規模が膨張している。

 今年6月末の残高規模は5741億6000万人民元(9兆4056億円)に拡大。3月末比で6%増、2013年末比で3倍増を記録したという。業務提携先の天弘基金がこのほど報告した。

 利用者の総数は、今年第2四半期に大台の1億人を突破。1人当たりの保有額は、13年末比で17%多い5030人民元(約8万2400円)に伸びた。利用者の平均年齢は29歳と小幅に上昇。1980年代、1990年代生まれの層で利用が広がっている。高額保有者の居住地は浙江省、江蘇省、上海市など。利用者の居住エリアは、江蘇省、広東省、山東省の順に多かった。

 「余額宝」は、アリババ・グループの手がけるネット決済サービス「支付宝(アリペイ)」が天弘基金公司と提携して13年5月から始めた投資サービスで、「支付宝」の口座残高に対する付加価値サービス。「支付宝」の口座資金を「余額宝」に移すと、「支付宝」と同様にネット決済でいつでも使え、同時にファンド(天弘基金の「増利宝」)を購入した状態になる。利息が付くだけでなく、その利率は銀行普通預金の0.35%を大きく超える水準に設定された。

 元本保証されていないものの、主に国債、コマーシャル・ペーパー、銀行定期預金、政府短期債券、社債など安全性の高い金融商品で運用されている。元本が割れる恐れは少ないという。
《亜州IR株式会社》

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