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中国:養子をもらった夫婦、実子誕生後に「返還」要求

2014年7月6日(日) 21時07分(タイ時間)
【中国】江蘇省揚州市で、子宝に恵まれず養子を迎えて、その後間もなく実子を授かった若い夫婦が、経済的負担などを理由に養子の「親子関係」解消を求めて、地元警察に駆け込んだ。

 夫婦は通常の養子縁組ではなく、偽の出生証明書を取得して戸籍を得る方法で養子を迎えていた。しかし物的証拠がない中で、警察は動きようがない状況という。現代快報が3日付で伝えた。

 数年前に結婚した夫婦は、1年以上子宝に恵まれなかった。これを気に病んだ姑は、2012年5月のある日、夫婦に一言の相談もなく、同市に住む出稼ぎ夫婦から、生後間もない嬰児をもらい受けてきた。一家は闇ルートで偽の出生証明書を取得し、嬰児の戸籍をつくった。このため嬰児は、戸籍上夫婦の実子となっている。

 しかし1年後、妻が子を身ごもり、14年3月に「本当の実子」が誕生した。養子の存在が負担となった夫婦は、彼を生みの親のもとへ帰そうとする。しかし、姑はこれに猛反対し、家族間に対立が起こった。進展しない事態に業を煮やした夫は6月19日、地元の警察へ駆けこみ、「自分の母親が人身売買で嬰児を買い、出生証明書と戸籍を違法な手段で取得した」と訴えでた。しかし、警察は「証拠がない」として取り合わず、夫は言い含められて家に帰っている。

 1度引き下がった夫は、7月1日再び地元警察の門をたたいた。母親の違法行為をあげつらねて、「もし養子を生みの親のもとへ帰せないのなら、福祉施設へ送ってほしい。それもできなければ、戸籍上の親を自分の両親に変更してほしい」と哀願した。しかし物的証拠がないため、警察は動きようがない。事態は膠着状態に陥っている。

 担当した警察官は、「夫婦は養子を手放したがっているが、虐待などの行為はない。我々にできることは、もし子どもを捨てたらどんな刑罰が待っているかを説き、定期的に巡回訪問するくらいのことしかない」とコメントを出している。夫の母親は取材に対して固く門扉を閉ざし、ノーコメントを通している。

 戸籍上の実子とのあいだに血縁関係がないことを証明することは難しい。DNA鑑定には司法機関の許可が必要となり、ことは簡単ではないようだ。
《亜州IR株式会社》


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