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広州汽車の「伝祺」、自主ブランド車市場で“独り勝ち”

2014年7月8日(火) 10時23分(タイ時間)
【中国】広州汽車集団(2238/HK)の自主開発モデル「伝祺」(Trumpchi)の販売が好調だ。

 今年1~5月の販売台数は、前年同期比55%増の4万1700台に伸長。国内乗用車市場の平均を上回る伸びを記録している。他の中国自主ブランド車が販売不振となる中で、同市場でほぼ独り勝ちの状態にある。中国経済網が7日付で伝えた。

 伸びをけん引したのは、同ブランドで唯一のSUV(スポーツ多目的車)タイプである「伝祺GA5」。1~5月は3万8000台を売り上げて、「伝祺」販売全体の73.98%を占めた。

 同社は今後もSUVラインナップの充実を図る方針。「伝祺GA5」と同一プラットフォームで製造するオフロード性を高めた新型SUV「伝祺GS5S」を9月をめどに発売する。さらに、A/A0セグメントに属する小型車、B/Cセグメントに属する中型車の各プラットフォームに基づく異なるタイプのSUVを「伝祺」ブランドで市場投入する予定だ。

 セダンタイプでも新型車の発売を計画中。Bセグメント車「GA6」のフルモデルチェンジ車など新型2車種を年内に投入する。さらに初のCセグメント車となる「GA7」については、2016年までの発売を計画中という。

 「伝祺」は2010年12月に販売を開始。その後、販売台数を急ピッチに増やしていった。13年に損益分岐点を突破し、利益計上を始めている。同年の販売台数は、発売時(10年)の6倍にまで拡大した。

 もっとも、中国自主ブランド勢は全体でみると劣勢が続く。外資合弁ブランドの低価格化戦略が圧力となる中で、乗用車市場でのシェアは縮小中。今年1~5月は前年同期に比べて2.92ポイントも低下した。奇瑞汽車(チェリー)、比亜迪(BYD:1211/HK、002594/SZ)、吉利汽車HD(ジーリー・オートモービル・ホールディングス:175/HK)の自主ブランド車3大手も不振。1~5月の販売台数は、それぞれ前年同期比で10%、10%、27%ずつ落ち込んだ。
《亜州IR株式会社》


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