RSS

韓国キムチの対中輸出苦戦、中国の安全基準がハードルに

2014年7月9日(水) 13時17分(タイ時間)
【中国】韓国産キムチの対中輸出が苦戦を強いられている。

 広東省広州市の市場に出回る“本場韓国キムチ”とパッケージに書かれた商品は、その多くが中国産。一見すると韓国直輸入に見えるキムチでも、山東省や深セン市で製造されたものが大部分という。地元紙の広州日報が7日、市内のスーパーやコンビニエンスストアを取材した結果として報じた。

 韓国直輸入品が店頭であまりみられない理由は、2004年に適用された「漬物食品の衛生基準」によるもの。これら食品を瓶詰め、または袋詰めで中国で販売する際は、大腸菌群を100グラム当たり30個以内に抑えることが定められている。しかし、酸味を出すために乳酸菌が不可欠なキムチは、この基準が満たせていない。菌の数は製造後5日目から下がり始めるが、15日目でもなお検出。中国の衛生基準に到達させるには、製造日から25日経過する必要があるとされる。

 韓国産キムチを中国に輸出する際は、この時間的な条件を満たすことが困難だ。このため、中国の基準を満たすには殺菌処理が不可欠。その結果、味の決め手となる乳酸菌は死滅してしまう。これが韓国産キムチの対中輸出を難しくしている理由という。

 こうした中で、“元祖”であるはずの韓国産キムチは、安価な中国産キムチに太刀打ちできない状況にある。味の面でも、中国産キムチは韓国人が経営している工場で製造されることが多く、「本場」と変わらないという。韓国風レストランなどでは、コスト面から自家製キムチで賄っているケースが多いようだ。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報