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20代女性2人を白昼市場で射殺 タイ深南部 

2014年7月10日(木) 01時46分(タイ時間)
20代女性2人を白昼市場で射殺 タイ深南部 の画像
20代女性2人を白昼市場で射殺 タイ深南部 
写真提供、Cathay Mee
【タイ】9日午後3時ごろ、タイ深南部ヤラー県ヤハー郡の市場で、仏教徒の20代女性2人が至近距離から拳銃で頭を撃たれ死亡した。治安当局はタイ深南部の分離独立を目指すマレー系イスラム武装勢力による無差別テロとみている。

 女性2人は看護学校の生徒で、現場近くの病院での研修を終え、市場で買い物をしていた際に、徒歩で近づいた男2人に背後から撃たれた。犯人は現場から逃走した。

 タイ深南部(ナラティワート県、ヤラー県、パタニー県の3県とソンクラー県の一部)は1902年にタイに併合されるまで、イスラム教のパタニー王国が支配していた。現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒で、タイ語を話せない人も多い。タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域で、行政と住民の意思疎通が不足し、インフラ整備、保健衛生などはタイ国内で最低レベルにとどまっている。

 こうした状況から、深南部ではタイからの分離独立運動が断続的に続き、2001年から武装闘争が本格化した。2004年4月には、警察派出所や軍基地を襲撃した武装勢力をタイ治安当局が迎え撃ち、1日で武装勢力側108人、治安当局側5人が死亡した。同年10月にはナラティワート県タークバイ郡で、住民の逮捕などに反発したイスラム教徒住民約3000人が警察署前で抗議デモを起こし、治安当局による発砲などで7人が死亡、約1000人が逮捕され、逮捕者のうち78人が軍用トラックで収容先に移送される途中、窒息死した。

 タイ政府は両事件後、数万人の兵士、警官を深南部に常駐させ、力で鎮圧を図ってきたが、テロは一向に収まる気配がない。2001年以降のテロ関連の死者数は約6000人に上る。
《newsclip》

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