【中国】家でねむっている不要品を、SNSやショッピングポータルサイト「淘宝」内の不要品売買プラットフォームを通じて販売・交換する「不要品経済」が熱を帯び始めている。
またこの影響は、インターネットを介した取引ばかりではなく、フリーマーケットの形で実社会にも及んでいる。支出の節約と同時に環境保護につながることが支持を得ている理由のようだ。長沙晩報が8日付けで伝えた。
2歳の子をもつ張さんは出産後、家計の負担を軽減するため、ネット上の不用品売買サイトを利用するようになった。出産祝いに贈られたが袖を通さないうちに小さくなったベビー服など不用品を出品し、売上額は2年足らずで1万人民元(約16万4000円)弱に上る。また乳母車、子ども用歩行器、哺乳瓶ウォーマーなど必要品の出費は、不用品を購入することで定価より4000~5000人民元(約6万5000~8万2000円)低く抑えられた。張さんは、「不用品の再利用は、家計費の節約と、二酸化炭素排出量の削減につながるうえ、若いママ仲間と育児について話す機会が得られた」と一挙三得を喜んだ。
ネット上の不用品売買人気は実社会に波及し、2012年、湖南省長沙市では、同市初のカーブーツセール(車のトランクに不要品を載せて売るフリーマーケットのスタイル)が開催された。8歳の子どもを連れて同セールに参加した劉夫妻は、「息子は自作のレゴブロック模型が売れたことでとても喜び、自発的に呼びこみをしている。レゴブロックファンの友達もできた。カーブーツセールは、息子を成長させ、親子の絆を深めた」と語る。
毎年卒業シーズンになると、大学構内でも盛んにフリーマーケットが開かれ、学生にかぎらず外部の人々をも惹きつけている。近隣の大学が開催したフリーマーケットで研究資料の古本を購入した学生は、「4社から内定を勝ち取った先輩の話を聞けて、就職活動の参考になった」と、不用品再利用の嬉しい副次的効果について語った。
中国最大のネットユーザー交流ポータルサイト「カン集網」の不要品売買プラットフォームでは、毎日10数万件の不要品が新たに出品されている。さらに、この出品数は年平均50%の伸び率で増加しているという。カーブーツセールの規模拡大と、定期開催を望む市民の声も高まっている。
中国:熱を帯びる「不要品経済」、ネット・フリマで取引活発
2014年7月10日(木) 11時54分(タイ時間)
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