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中国:1人っ子政策で男女比率に異常、結婚・就職に影響

2014年7月15日(火) 13時34分(タイ時間)
【中国】国家衛生計画生育委員会は10日の定例会見で、「1人っ子政策」の実施により偏りが顕著な人口男女比率は、この先、結婚や就職などの局面で重大な影響を及ぼすことが避けられない――とする見解を示した。

 出生児男女比率105対100を基準に考えると、中国ではここ30数年間で、基準比率を超える男児が累計2400~3400万人誕生している。中国政府系メディアなどが11日付で伝えた。

 通常、出生児男女比率は、女児100人に対して、男児103~107人といわれる。しかし、1979年の「1人っ子政策」実施以降、女児100人に対する中国の男児出生数は、82年に107.2人を記録すると、04年の121.2人をピークに、08年まで120人を上回った。その後も5年間でわずか2.96ポイントの下降に留まり、13年はなお117.6人と高い水準にある。この男児出生率は、世界で最も高く、最高位の在位期間も、最長不倒を記録している。

 このように男女比率が偏った原因は、男子偏重の社会を反映して、「両非」と称される2つの禁忌が、長年にわたって行われてきたためだ。医療的必然性のない出生前性別診断と、その診断結果による堕胎が、これにあたる。

 記者発表の席上で、計画生育基層指導司の楊文庄司長は、「『両非』の行為は、女児の生存権を奪い、母胎の健康を心身ともに損なううえ、男女比のバランスをくずし、国力・社会安定に必要な人口維持を妨げる」として、両行為を根絶するため、出生児男女比率の特に偏った地域を対象に、監督強化に乗り出す方針を明らかにした。これまですでに摘発・処罰された「両非」案件は、9400件に上っている。

 またこの席では、「特別扶助」の対象者が、2013年、67万1000人に達したことも明らかになった。「特別扶助」は、障害や死亡などで働き手となる1人っ子を失った老親に対して、保障金を給付する制度だ。このうち1人っ子と死別した給付対象者は40万7000万人。1人っ子を失った老親家庭は中国全土で、およそ27万5000世帯に上る。
《亜州IR株式会社》


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