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中国:内陸部の原発建設が再開へ、広核集団が貴州省に2カ所整備

2014年7月16日(水) 14時05分(タイ時間)
【中国】中国内陸部での原子力発電施設建設が再開する。国策企業の中国広東核電集団公司(中広核集団、CGNPC)はこのほど、貴州省に原子力発電所を2カ所建設する投資事業について、同省の発展改革委員会、エネルギー局との間で意向書を取り交わした。

 投資額は合算で380億人民元(約6218億円)を見込む。2014年から20年にかけて建設を進める構想という。中国政府系メディアが14日付で伝えた。

 うち1カ所は、胴仁市に350億元で建設予定。容量125万キロワットの原子炉を2機整備する計画だ。具体的な候補地として、徳江県、思南県、沿河県の3カ所が挙がっている。もう1カ所は、容量10万キロワットの小型原子炉を2基建設する内容。投資額は30億元。興義、鎮寧、玉屏などが候補地だ。

 11年の東日本大震災の被害を考慮し、中国でも原子力発電所の建設計画審査が一時中断されていた。ただ、内陸部や湖北省を中心とした華中地域の発展のスピードが加速する中で、これらエリアで電力需要が急増。これを受けて、「内陸部の原発計画を早期に再始動するべき」という声が高まっていた。国策企業である中広核集団が今回署名したことで、内陸部での原発建設が事実上再開することになる。

 原発建設について中国政府は、15年時点での目標として、稼働中と建設中を合わせた原発プラントを容量換算で5800万キロワットに引き上げる計画。2013~14年の2年間では、プラント10基を着工する予定だ。また、20年時点の目標として、稼働中の原発プラントを5800万キロワット、建設中の原発プラントを同3000万キロワットに到達させることを掲げている。
《亜州IR株式会社》

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