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中国:農薬飲んで集団自殺図る、強制立ち退きに抗議

2014年7月18日(金) 13時11分(タイ時間)
【中国】中国共産主義青年団の機関誌「中国青年報」を発行する北京市中国青年報社の門前で、16日午前、7人が農薬をあおり自殺を図った。

 7人は、強制立ち退きの不当性を訴えるため、江蘇省から上京した陳情者だった。現在、市内3カ所の病院で救命処置を受けている。中国広播網が16日付で伝えた。

 16日午前8時10分、北京市の中国青年報社前で、白いTシャツを着た7人は、瓶に入った農薬をあおり、そのまま地面に倒れた。目撃者によると、ある者は口から泡をふき、ある者は嘔吐。またある者は苦悶の声を発していたという。7人の傍らには、陳情内容などを印刷したビラが残されていた。

 ビラに記された内容から、彼らは以前に地元江蘇省で「黒監獄(司法機関以外が運営するヤミ拘置所)」に監禁されていたことが分かった。7人は2013年9月、強制立ち退きに支払われる補償額の妥当な是正を求めて、江蘇省の陳情窓口へ直訴した。しかし9月24日早朝5時、数十人の部下を引きつれて現れた地元党委員会の王衛東書記によって、警察へ強制連行される。その後地元警察署で、警察官の手から得体の知れない人物の手へ引き渡され、「黒監獄」へ移送された。飲食と睡眠を絶たれた状態で52時間監禁され、白紙の供述書にサインすることで、ようやく解放されたという。

 7人は北京市の陳情窓口を目指して約1カ月前に上京した。彼らを支援する男性によると、そのころからすでに集団自殺の計画があったという。計画実行場所に中国青年報社前を選んだ理由についてこの男性は、「メディアの助けを借りるため、注目される場所が必要だった」と答え、メディアに取り上げられることを意図した抗議の自殺だったことを明かしている。
《亜州IR株式会社》


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