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中国:社債デフォルト2例目発生か、華通路橋が支払い困難に

2014年7月21日(月) 14時46分(タイ時間)
【中国】中国の社債市場で来週にも、デフォルト(債務不履行)の第2号案件が発生する見通しだ。投資家層に対して、上海清算所などが16日にリスクの存在を告知した。

 対象の社債は、山西省を拠点とする民営企業の華通路橋集団公司が発行した短期融資債「13華通路橋CP001」。今月23日に償還期が迫っているにもかかわらず、支払いに“不確定性”が生じていると指摘した。発行期間は1年、募集額は4億人民元。金利の7.30%を上乗せした4億2920万人民元(約70億50万円)の資金が必要だ。

 しかし、王国瑞・董事長がなんらかの容疑で当局の調査を受けているため、会社の運営が滞っているという。すでに今月10日、共産党省委員会の委員職を除名された。山西省陽泉市を中心に、華通路橋集団は石炭生産、道路・橋梁建設などを手がけている。

 社債のデフォルト事例は、これで2例目を数える可能性が高い。資金繰りが悪化した*ST上海超日太陽能科技(002506/SZ)は、2012年3月7日に発行した「11超日債」の利払いを停止。その後、いまだに利払いを滞らせている。公募一般社債のデフォルトは、超日太陽能科技が中国で初例となった。すでに同社の株式は、売買が停止されている。

 ただ、華通路橋集団のケースは、超日太陽能科技より深刻といえる。いまのところ超日太陽能科技は利払いを滞らせているだけなのに対し、華通路橋集団は元金そのものの償還不能を示唆しているため。中国の債券市場では今後、信用リスクの存在がこれ以上にクローズアップされそうだ。

 格付会社の連合信評估公司は14日の時点で、華通路橋集団の信用評価を引き下げ方向で見直しに入ると発表。上海清算所がリスクを喚起した16日になって、企業格付を「AA-」→「BB+」、社債評価を「A-1」→「B」に引き下げた。
《亜州IR株式会社》


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