【中国】中国の社債市場で来週にも、デフォルト(債務不履行)の第2号案件が発生する見通しだ。投資家層に対して、上海清算所などが16日にリスクの存在を告知した。
対象の社債は、山西省を拠点とする民営企業の華通路橋集団公司が発行した短期融資債「13華通路橋CP001」。今月23日に償還期が迫っているにもかかわらず、支払いに“不確定性”が生じていると指摘した。発行期間は1年、募集額は4億人民元。金利の7.30%を上乗せした4億2920万人民元(約70億50万円)の資金が必要だ。
しかし、王国瑞・董事長がなんらかの容疑で当局の調査を受けているため、会社の運営が滞っているという。すでに今月10日、共産党省委員会の委員職を除名された。山西省陽泉市を中心に、華通路橋集団は石炭生産、道路・橋梁建設などを手がけている。
社債のデフォルト事例は、これで2例目を数える可能性が高い。資金繰りが悪化した*ST上海超日太陽能科技(002506/SZ)は、2012年3月7日に発行した「11超日債」の利払いを停止。その後、いまだに利払いを滞らせている。公募一般社債のデフォルトは、超日太陽能科技が中国で初例となった。すでに同社の株式は、売買が停止されている。
ただ、華通路橋集団のケースは、超日太陽能科技より深刻といえる。いまのところ超日太陽能科技は利払いを滞らせているだけなのに対し、華通路橋集団は元金そのものの償還不能を示唆しているため。中国の債券市場では今後、信用リスクの存在がこれ以上にクローズアップされそうだ。
格付会社の連合信評估公司は14日の時点で、華通路橋集団の信用評価を引き下げ方向で見直しに入ると発表。上海清算所がリスクを喚起した16日になって、企業格付を「AA-」→「BB+」、社債評価を「A-1」→「B」に引き下げた。
中国:社債デフォルト2例目発生か、華通路橋が支払い困難に
2014年7月21日(月) 14時46分(タイ時間)
特集
- ├南シナ海に台風7号、11日にベトナム北部上陸か [ 2022年8月9日 23時16分(タイ時間) ]
- ├NTTドコモ、タイなどで5G国際ローミング [ 2022年7月14日 16時42分(タイ時間) ]
- └王毅中国外相がタイ訪問 [ 2022年7月6日 00時51分(タイ時間) ]
新着PR情報
- 『タイ長期滞在ビザ発給』『ゴルフ・マッサージが毎日無料』タイランドエ…
- 〈業界事情〉生産管理システムにおけるAI機能による業務分析
- 【動画】タイ東部経済回廊に新規開発「ヤマト工業団地」
- 【製品紹介】品質向上と経費削減を両立、溶剤を使わないプラズマ表面処理…
- 製造や物流の現場でのお悩みを解決! 倉庫管理システム「WMS」
- 紙やエクセルなどの現場帳票をそのまま電子化「i-Reporter」by Move
- 在タイ日本人が安心して通える「バムルンラードインターナショナル病院」
- 最新のIT製品とテクノロジーでお客様の成功をサポートします。MATERIAL AU…
- 日系企業130社以上が入居するタイ有数の不動産会社による賃貸工場・倉庫
- 航空券オンライン予約好評受付中! Shindai Co., Ltd.
- 日本人が現場に立ってこその施工 Fukutaka Komuten
- 心で感じて心で応える精密技術の開発を追求 Nishii Fine Press (Thailand…
- パッケージを主体としたセミオーダーメイド システム開発・導入・運用保…
- 幼稚部から高校までのインター校、世界レベルのカリキュラムをバンコクで5…
- タイでも潤滑油は出光!「アポロタイ」まで