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中国:華通路橋の社債がデフォルト回避、元利金を期日に償還

2014年7月25日(金) 11時40分(タイ時間)
【中国】山西省を拠点とする民営企業の華通路橋集団公司が発行した短期融資債券(コマーシャルペーパー)が23日、土壇場でデフォルト(債務不履行)を免れた。

 償還リスクが浮上していた社債は「13華通路橋CP001」。募集額は4億人民元に上る。金利の7.30%を上乗せした4億2920万人民元(約70億3400万円)の資金が償還日に支払われた。「違約」の警報が解除された形となる。

 資金の出処など詳細は明らかにしていない。「政府傘下の関連機関が肩代わりした」とする観測も流れている。

 上海清算所などは今月16日、「13華通路橋CP001」に存在するリスクを告知。今月23日に償還期が迫っているにもかかわらず、元利金支払いに“不確定性”が生じていると公表していた。

 王国瑞・董事長がなんらかの容疑で当局の調査を受けているため、会社の運営が滞っているとされていた。すでに今月10日、共産党省委員会の委員職を除名されている。山西省陽泉市を中心に、華通路橋集団は石炭生産、道路・橋梁建設などを手がける。

 ただ、中国の社債市場では今後、信用リスクの存在がこれまで以上にクローズアップされそうだ。資金繰りが悪化した*ST上海超日太陽能科技(002506/SZ)は、2012年3月7日に発行した「11超日債」の利払いを停止。その後、いまだに利払いを滞らせている。公募一般社債のデフォルトは、超日太陽能科技が中国で初例となった。すでに同社の株式は、売買が停止されている。

 このほか、中誠信託公司は今月に入って「誠至金開2号集合信託計画」の償還を先送りする可能性が出てきたと予告。この金融商品の募集額は13億人民元に上ると報告した。運用期間は3年。11年7月26日に組成された。償還のスケジュールは、今月25日に迫っている。炭鉱買収、技術改良、洗炭施設整備、鉱石購入費などの資金として、山西新北方集団公司に投融資されていた。
《亜州IR株式会社》

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