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中国:鄭州にスマホ産業集積、「iPhone 6」主導で年産1.5億台へ

2014年7月27日(日) 17時08分(タイ時間)
【中国】河南省省都の鄭州市に、スマートフォン(多機能端末、スマホ)をはじめとする携帯端末、エレクトロニクス製品の関連産業が集積している。

 鄭州市のスマホ生産台数は、今年上半期だけで4559万5300台に膨らんだ。下半期は伸びがさらに加速し、2014年通年で1億5000万台に拡大する見通しという。大河報が24日、河南省智能終端産業発展交流会からの情報として伝えた。

 下半期の増産予想は、米アップル向けの「iPhone 6」納入が始まる点を踏まえたもの。米アップル向けスマホ製品の生産台数は、年間で1億2000万台に上るとみている。

 これらを踏まえて、鄭州市のスマホ出荷額は通年で2000億人民元(約3兆2900億円)の大台を突破すると見込む。

 鄭州市を擁する河南省には、携帯端末用の部品メーカーが集積。設計、生産、メンテナンスを網羅したサプライチェーンが構築された。洛陽市、開封市、新郷市にも、関連産業が相次いで進出している。河南省のスマホ年産能力は、16年に2億5000万台まで増強されると予測。電子・情報企業の売上高は、総額ベースで6000億人民元を突破する公算が高いという。

 鄭州空港を中心とする「鄭州空港区」の南部には当初、EMS(電子機器の受託生産サービス)で世界最大手グループの富士康科技集団(フォックスコン)が進出。その後、「酷派(Coolpad)ブランドの酷派集団公司、通信設備・機器の中興通訊(ZTE:763/HK)、デジタル家電の創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)などが生産拠点を相次いで設置した。

 周辺エリアを編入する形で、面積も広がる。「鄭州空港区」の面積は、2007年の138平方キロ、保税区の指定を受けた10年に189平方キロ、経済総合実験区と認定された13年に415平方キロまで拡大した。

 同エリアのスマホ出荷数は、13年通年で9645万台に増加。生産量で世界全体の8分の1を占めるまでに成長した。エレクトロニクス製品が全体をけん引し、鄭州空港の貨物・郵便物取扱量の伸びは、全国の4.59%を大きく上回る69.13%を記録。通年で25万5700トンに拡大した。

 「iPhone 6」の大量生産を控えて、富士康科技集団は河南省内で大規模な人材募集に乗り出したとされる。対象は23~40歳。生産設備の基本操作が可能な作業員10万人の確保を目指す。現地では、就職説明会が連日で開催されているという。
《亜州IR株式会社》

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