RSS

中国:新疆ウイグルで武装グループが政府機関襲撃、死傷者は数十人に

2014年7月31日(木) 13時27分(タイ時間)
【中国】中国新疆ウイグル自治区の喀什(カシュガル)地区莎車(ヤルカンド)県で28日早朝、刃物や斧を所持した武装グループが政府の関連施設や派出所を襲撃する事件が発生した。

 一部暴徒は同県荒地鎮に移動し、ウイグル族や漢族を含む一般市民に襲いかかり、数十人の死傷者を出したとされる。また車両31台を破壊。うち6台を炎上させた。警察隊は直ちに反撃し、暴徒数十人を射殺したという。複数の中国メディアが30日付で伝えた。

 警察当局は今回の襲撃事件に言及し、「組織的で計画的な暴力テロ行為」と断定。厳重な捜査に乗り出している。現時点で武装グループに関する詳細は公表されていない。ただ、事件の背景には、民族問題があるとみられている。

 一方、暴徒の数に関しては、300人に上ったとする海外メディアの報道もある。この衝突でウイグル族21人が死亡、警察官6人が死亡、7人が負傷、ウイグル族70人が拘束されたという。カシュガル全域に戒厳令が敷かれ、現地のインターネットは遮断されたとしている。

 ウイグル族による分離・独立運動が過激化するなか、現地では公安当局との衝突や無差別テロが多発している。14年4月30日には新疆ウイグル自治区の首府・烏魯木斉市の南駅、5月22日には同市内の朝市で、それぞれ爆弾テロ事件が発生し、複数の死傷者が出た。直近では6月21日に、同自治区カシュガル地区カルギリク県の地元公安局の建物にトラックが突入し、乗っていた武装集団が爆破装置を起爆させている。この事件では、警官3人が負傷。警察は暴徒側の13人を射殺した。

 新疆以外のエリアでも、雲南省昆明市の昆明駅で新疆の分裂独立勢力が関与したと見られる襲撃事件が3月1日に発生している。当局は「新疆分裂独立派によるテロ」と断定。習近平指導部は全国にテロ活動の徹底的な封じ込めを指示した。
《亜州IR株式会社》


新着PR情報